ゾンビサバイバル『Dying Light』、お値段”1000万ドル”の「The Spotlight Edition」発表。映画化プロジェクトへの出演権が同梱

Techlandは、『Dying Light: The Following』の特別版「The Spotlight Edition」を正式発表した。同スタジオは昨年にも"対ゾンビシェルター"を同梱した「My Apocalypse Edition」を価格25万英ポンド(約4077万円)で発表していたが、今回の「The Spotlight Edition」の価格はなんと1000万ドル(約11億円)。

Techlandは、『Dying Light: The Following』の特別版「The Spotlight Edition」を正式発表した。同スタジオは昨年にも”対ゾンビシェルター”を同梱した「My Apocalypse Edition」を価格25万英ポンド(約4077万円)で発表していたが、今回の「The Spotlight Edition」の価格はなんと1000万ドル(約11億円)。購入者は映画「Dying Light: The Movie」に出演することができるという。実際に欧州のゲーム販売ストア「GAME」にて現在販売されており、早すぎるエイプリルフール企画というわけではないようだ。

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「The Spotlight Edition」

『Dying Light』は2015年4月に国内外でリリースされたゾンビサバイバルアクションゲーム。開発は『Dead Island』で知られるポーランドのTechlandが担当しており、一人称視点戦闘やパルクールアクションが魅力となっている。今月9日にはスタンドアローンの拡張『Dying Light: The Following』がリリースされており、「The Spotlight Edition」はその特別エディションというわけだ。

「The Spotlight Edition」の購入者は、映画「Dying Light: The Movie」に脇役として出演。世界各地を巡る撮影ツアーにはファーストクラスと個人用トレイラーで同伴し、演技やスタント/パルクールのレッスンを受けることができる。演技レッスンに関しては、『Assassn’s Creed』シリーズでエンツィオを演じているロジャー・クレイグ・スミスが講師になるという。11億円が払えるなら君もハリウッドスターの仲間入りといったところだろうか。

このほかには映画内で撮影されるオフロードドライビングへの出演やオリジナルの脚本、FXのメイクアップセッションに映画のオープニング上映のVIPチケット10人分。さらには「Kyle Crane」の声を自身のものに収録しなおした『Dying Light』の特別エディションも。また開発者らのサインが入った『Dying Light Following』のEnhanced Editionも4本収録されているという。

前述したように、『Dying Light: The Spotlight Edition』の販売はGAMEを通じて行われている。受け付けメールを見る限りは本気のようなので、もしあなたがアラブの石油王か大企業の社長なのなら、購入を検討してみてはいかがだろうか。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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