中世酒場経営シム『Tavern Master』「500円セール」で飛躍的に賑わう。自分好みの酒場を作る高評価ゲーム、過去最高の人気
デベロッパーのUntitled Studioが手がけ2021年11月にリリースされた酒場経営シミュレーションゲーム『Tavern Master』が、ここ数日多くのプレイヤーで賑わっているようだ。同時接続プレイヤー数が過去最高を記録している。
本作は、中世ヨーロッパ風の世界にて酒場の建設・運営をおこなう作品だ。PC(Steam)向けに現在配信中で、ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Tavern Master』にてプレイヤーは酒場を経営し、収益と店の評判を上げながらビジネスを発展させていく。まずは小さな酒場から始め、訪れたお客に酒を提供する。実際に店を切り盛りするのは雇った従業員だ。従業員には、キャラクターごとに職種にかかわる各種能力のステータスや特性が設定。経験値が貯まりレベルアップすると、各ステータスにポイントを割り振って能力を向上させられる。
酒場の建物は、ショップにて建築パーツを購入することでカスタマイズや拡張が可能。また、テーブルや椅子を追加してフロアの座席数を増やしたり、装飾品や照明を配置することもできる。こうした店内設備の導入によって店の評価が高まり、来客数も増える仕組みだ。もっともお客が増えるほど、効率良くサービスを提供できるようにする工夫も求められるだろう。
本作には研究ツリーが用意され、これを通じて酒場の新要素をアンロックできる。たとえば厨房を建設できるようになると、シェフを雇ってお客に料理を提供可能に。ほかにも、音楽家を雇ってお客を呼び込んだり、特別なイベントを開催したり、宿泊施設を併設できたりなどの要素が存在する。
本作は、PC(Steam)向けに2021年11月にリリース。本稿執筆時点で、ユーザーレビューは約9200件のうち92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。経営シムとしての難易度はそれほど厳しくはなく、自分なりの酒場を作ってその雰囲気を楽しめる作品として高く評価されている。
そして本作の同時接続プレイヤー数に目を向けると、ここ数か月は200人前後で推移していたところ、11月15日頃からぐんぐん上昇。これまでのピーク時には約5200人に達し、ローンチ時や前回の大型アップデート時を上回る過去最高を記録した(SteamDB)。本作における直近の動きというと、新たな建築アイテムなどを追加する大型アップデートと、海賊テーマの建築アイテムなどを収録するDLC「Pirates Retreat」が11月12日に配信。ただ、このタイミングでの同時接続プレイヤー数の増加はわずかである。
となると、現在実施中のセールがプレイヤー数増加のきっかけだった可能性が高そうだ。ちょうど11月15日に、本作としての最安値を更新するセール(67%オフ・501円)が開始されたのだ。本作はもともと評価の高い作品であるため、この機会に入手しプレイしたユーザーが多くいたと考えられる。同セール後のユーザーレビューの投稿状況を確認すると、新規プレイヤーからも好評の様子である。
『Tavern Master』は、PC(Steam)向けに配信中。11月30日までは67%オフの501円で購入可能だ。