タヌキの郵便配達ゲーム『TANUKI: Pon’s Summer』Steam体験版配信開始。和風の町で荷物配達、トリックも決める爆走BMXタヌキ

CRITICAL REFLEXは7月24日、Denkiworksが手がける郵便配達アドベンチャーゲーム『TANUKI: Pon’s Summer』の体験版をSteam向けに配信した。体験版を使ったトリックコンテストも開催されている。

パブリッシャーのCRITICAL REFLEXは7月24日、Denkiworksが手がける郵便配達アドベンチャーゲーム『TANUKI: Pon’s Summer』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。

本作は、パートタイムの郵便配達員であるタヌキとなり、自転車のBMXに乗って街の住民たちに荷物を届ける作品だ。開発元は京都に拠点を置くインディースタジオであり、本作では日本をモチーフにした世界観が採用されている。

『TANUKI: Pon’s Summer』の主人公は、タヌキのポンだ。本作の世界では、50年に1度タヌキ祭りが開催されているが、その会場となるタヌキ神社は荒れ放題となってしまっている。そこでポンは、町の郵便局で働いてお金を稼ぎ、祭りが開かれるまでの1か月間で神社を建て直すことにする。

本作には、京都・青森・札幌・別府をモデルにした4つの町が収録。オープンな環境のマップとなっており、郵便局で荷物を受け取って、各地にいる住民たちに配達する。運ぶ荷物は小包や手紙などで、それぞれに報酬金額が設定。複数の荷物を同時に運ぶことができるが、スペースが限られているため、パズルの要領で上手く詰め込むことが大事になる。

配達は自転車のBMXに乗っておこなう。素早く移動できるだけでなく、本作にはBMXゲームさながらの本格的なシステムが搭載されており、さまざまなトリック(技)を決めてスコアを稼ぐことが可能だ。マップにも、そうしたトリックを決めるために役立つオブジェクトがあちこちに配置されている。

荷物を配達すると、その受取人からアクティビティに誘われることも。たとえば、野球や相撲をしたり、虫取りや寿司作りをしたりといったものがあり、それぞれ専用のシステムでのミニゲームを楽しめる。また、上述したBMXでの特定のトリックを披露するようなアクティビティも存在する。

配達仕事でお金を稼ぎ、アクティビティをこなすことで、タヌキ神社の修復に使えるアイテムを入手可能。境内は最初は何もない状態のため、壁を作って大まかなレイアウトを決め、そこに鳥居や灯籠、のぼりなどのオブジェクトを自由に配置して、神社らしく仕上げていくのだ。そうして、夏の終わりにおこなわれるお祭りの準備を進めることとなる。

今回配信された体験版には、4つある内の最初の町がまるごと収録され、チュートリアルのほか、3つのメインクエストと3つのアクティビティをプレイ可能。神社再建要素も体験できる。マップはそこそこの広さがあり、のんびり探索したり、BMXでのトリックコンボをやり込んだりといった楽しみ方もできるだろう。

なお、この体験版を使ったトリックコンテストが現在開催されている。コンボをつないで町全体を駆け抜けるなどのプレイ映像を撮り、ハッシュタグ「#tanukiponssummer」と共にXに投稿すると、開発陣が審査して3名に本作の製品版がプレゼントされる。

『TANUKI: Pon’s Summer』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/Xbox Series X|S向けに2025年内に配信予定。体験版はPC(Steam)向けに現在配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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