新生Tango Gameworks、ついに正式始動。新規3Dアクションゲームを開発へ

KRAFTON傘下のデベロッパーTango Gameworksは6月2日、スタジオのブランドイメージの刷新と、今後の方針を発表した。

KRAFTON傘下のデベロッパーTango Gameworksは6月2日、スタジオのブランドイメージの刷新と、今後の方針を発表した。

Tango Gameworksは、日本の東京を拠点にするゲーム開発スタジオだ。2010年設立のTangoを前身とし、Bethesda Softworksなどを抱えるZeniMax Mediaの傘下に入ったことを機に、ZeniMax Asiaのゲーム開発部門Tango Gameworksとして活動してきた。これまでには、サバイバルホラーゲーム『サイコブレイク』シリーズや、アクションアドベンチャーゲーム『Ghostwire: Tokyo』、リズムアクションゲーム『Hi-Fi RUSH』などを手がけている。

Tango Gameworksというと、親会社となったマイクロソフトの方針により、2024年5月に突如閉鎖され大きな注目を集めた。ただ、マイクロソフトおよびZeniMax Mediaの協力のもと、同スタジオの事業はKRAFTONに継承されることになり、一転して活動継続が決定。KRAFTONは、PUBG STUDIOSやBluehole Studio、Unknown Worldsなどを傘下に持つ韓国企業である(関連記事)。

そして今回、Tango Gameworksはブランドイメージの刷新を発表した。スタジオのロゴマークも一新されており、これはスタジオの新時代の幕開けと再定義されたビジョンを象徴しているという。また、新たなロゴおよびブランドデザインは、Tango Gameworksが掲げるクリエイター達が集う“工房”としての理念を体現。クリエイターが自身の仕事に主体性を持ち、それぞれの貢献が融合することで“魂を込めた手作り感のあるゲーム”を生み出すことを目指しているとした。

今後については、引き続き東京を拠点としながら、日本と世界のデザイン感覚を融合させ、クオリティと革新性を前面に押し出したユニークなゲームを作り続けていくとのこと。すでに未発表のアクションゲーム開発に向けて動き出しており、公式サイトでは複数の職種についてスタッフの募集がおこなわれている。その内容によると、Unreal Engineを使って制作する新規の3Dアクションゲームとなるようだ。マルチプラットフォームで展開されることも示唆されている。

Tango Gameworksは、今回公式サイトもリニューアルしており、今後は追加の採用情報とあわせて、プロジェクトやスタジオについての情報も随時発信していく予定とのことである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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