ホビットなりきり生活シム『ホビット庄の物語 ~指輪物語の世界から~』来年3月25日配信へ。家づくりや料理、探索をして、ホビットの住民たちとのんびり暮らす


パブリッシャーのPrivate Divisionは9月23日、Wētā Workshopが手がけるライフシミュレーションゲーム『ホビット庄の物語 ~指輪物語の世界から~』を2025年3月25日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、「ロード・オブ・ザ・リング」として映画化されたことでも知られる、J.R.R.トールキンの小説「指輪物語」の世界観をもとにしたライフシムだ。中つ国のホビットに焦点を当てた、のどかな暮らしを体験できる作品となる。


『ホビット庄の物語 ~指輪物語™の世界から~』にてプレイヤーはホビットとなり、水の辺の集落での生活を始める。原作では水の辺村として登場する、中つ国でもっとも牧歌的な地域であるが、本作においてはまだ正式な村として認められていない。そこで与えられた課題をこなし、住民を活気づけながら、水の辺を村にする手伝いをするのだ。

本作では、いわゆるホビット穴と呼ばれる穴の内部に自らの家を作ったり、庭づくりを楽しんだり、あるいは魚を釣ったり家庭菜園で作物を収穫したり、森でキノコ狩りをしたりできる。集めた食材では、レシピをもとに料理を作ることも可能だ。このほか、季節や天候の変化の要素が存在する水の辺を探索するなかでは、秘密や宝物を発見できることがあるという。



今回の発表にあわせて番組「A Hobbit Day Showcase」が放送され、開発陣から本作の詳細が語られた。プレイヤーは、水を買うために謎めいた人物と共に水の辺を訪れ、そのまま定住することになるという。集落の中心にはホビットの住民たちが集う緑竜館があり、物語の多くはこの場所から展開されていくとのこと。特定の場所に向かう際には、それとなく目的地へと導いてくれる青い鳥が現れるそうだ。

家づくり要素においては、多彩な家具や装飾品などが用意。そうしたアイテムは、グリッド式ではない柔軟なシステムにより自由な配置が可能となっており、また床や壁、窓などのデザインも変更可能。アイテムは屋外にも配置でき、細部までこだわって作り込めるそうだ。新たな家具や装飾品は、住民との関係を深めて物語を進めたり、美味しい料理を提供したりするなかでアンロックされていく。また、市場や店で食材やアイテムを購入することもできる。

住民たちに料理を提供することも、本作の主なゲームプレイ要素のひとつ。入手した食材や調味料などは食料庫に保管しておくことができ、それぞれ品質状態や、甘い・酸っぱい・辛いなどの味の特徴でカテゴライズ。料理を作る際にはそうした情報を元に、住民からの要望や、食材が旬であるかどうかなどに気を配る必要があるという。そして料理の評価が高いほど、その住民との関係もより深まるそうだ。また、ゲームを進めるなかでキッチンの設備が充実し、作れる料理の幅も広がっていく。


水の辺にはさまざまな住民が暮らしており、交流するなかで物々交換をおこなうこともできる。相手が求めるものを入手することで、食材などと交換できるようだ。関係が深くなるほど、より貴重なアイテムと交換できるようになるとのこと。多くの住民たちとの絆を深めていくこともゲームプレイ上の目的であり、食事会に誘って満足してもらえると、翌日には何か贈り物が届くことがあるそうだ。

『ホビット庄の物語 ~指輪物語™の世界から~』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年3月25日に配信予定だ。