『オペレーション・ナイトストライカーズ』Steamにて2025年配信へ。タイトーの往年のアーケードゲームを複数収録、移植はエムツーが担当
タイトーは11月13日、『オペレーション・ナイトストライカーズ』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。
本作は、タイトーのアーケードゲームを複数収録するオムニバスゲームソフトだ。現時点では、1980年代後半に大型筐体として稼働した『オペレーションウルフ』と『ナイトストライカー』の収録が決定しており、これ以外のタイトルは今後発表される。
『オペレーションウルフ』は、1987年稼働のシューティングゲーム。プレイヤーは傭兵として、南米での人質救出作戦に臨む。単身敵地に潜入し、連射可能なマシンガンとロケット砲を武器に敵と戦い、収容所に捕らわれた人質を救出し国外へ脱出させるのだ。ステージクリア制が採用され、弾切れに注意しながら、規定数の敵を倒すことが目標となる。ステージ内には非戦闘員が現れることもあり、それを撃つとミスとなってしまう。
『ナイトストライカー』は、1989年稼働の奥スクロール・シューティングゲーム。近未来世界を舞台に、プレイヤーは高速戦闘ホバー「インターグレイ」のパイロットとなる。夜の街を疾走しながら、敵の攻撃や障害物をかわしレーザー砲で撃退しつつ、敵組織の壊滅を遂行するのだ。本作もステージクリア制が採用され、最後にはボスが待ち受ける。
本作の移植開発は、クラシックゲームの移植実績が豊富なエムツーが担当。収録各タイトルには、アーケード版の複数のバージョンが収録されるほか、いつでもセーブ/ロード機能が搭載。また、プレイ画面にはブラウン管を模したフィルターをかけることができ、画面の外側にはプレイに役立つさまざまな情報が表示可能となる。このほか、自分のプレイデータをアップロードしたり、ランキング上位プレイヤーのプレイデータをダウンロードして再生したりといった機能も用意される。
また本作は、電波新聞社より発売中のインテリジェントコントローラ「サイバースティック」でのプレイに対応する。1990年にX68000向けに発売されたアナログコントローラの復刻版で、PCやメガドライブミニ2などでの利用が可能。なお、12月19日には「サイバースティック(電波カラー)」も発売予定となっている。基本的な仕様は通常モデルと同じである。
『オペレーション・ナイトストライカーズ』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。
また、移植開発元のエムツーでは、『ナイトストライカー』の新作となる『ナイトストライカーGEAR』が開発中であることが今回明らかにされている。新作では拡大縮小を使った質感はそのままに、美しいドット絵による新たな世界を構築。新システム「GEAR SYSTEM」を搭載しながらも、シンプルにして爽快なゲーム性を実現するという。詳細は今後発表される。
*11月14日20時より、タイトーサウンドチームZUNTATAのYouTubeチャンネルにて、『オペレーション・ナイトストライカーズ』を含む関連プロジェクトが特集。エムツーの堀井直樹社長も出演する。