デベロッパーのCremaは11月14日、サバイバー系アクションゲーム『Temtem: Swarm』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく大きな人気を獲得している。
本作は、モンスター育成MMORPG『Temtem』のスピンオフとなる作品だ。ソロプレイおよび最大3人でのオンライン協力プレイに対応。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Temtem: Swarm』では、『Temtem』にも登場したテムテムと呼ばれるかわいいモンスターをプレイヤーキャラクターとし、四方八方から襲い来る敵テムテムの大群とバトル。その猛攻に耐えつつ、中ボスやボスを撃破してステージのクリアを目指す。ステージには、環境の異なる複数の種類が用意。広さがかなりあり、各所ではクリア報酬のあるイベントが定期的に出現する。
本作のゲームプレイの基本は、『Vampire Survivors』などのサバイバー系アクションのものを踏襲。攻撃はオートで繰り出され、プレイヤーは移動と必殺技の発動の操作をおこなう。そして、敵を倒して経験値を獲得しレベルアップすると、ランダムに複数提示された中からアップグレードを得られる。アップグレード内容としては、追加の攻撃スキルやその強化などのほか、テムテムの保有スキルと各種ステータスが強化される“進化”の選択肢が現れることもある。テムテムは進化すると見た目も変化する。
先述したステージイベントには、テムテムのタマゴを入手したり、獲得したタマゴを孵化させたりできるものもあり、それによって追加のプレイヤーキャラクターとしてのテムテムをアンロックできる。テムテムは、種類によって見た目はもちろん初期攻撃スキルが異なり、また固有の特性が備わっている。保有テムテムは、プレイ中に獲得した資源をもとに、スキルツリー形式にて個別に恒久的な強化が可能だ。
早期アクセス配信が開始された現時点では、プレイヤーキャラクターのテムテムは7種類が収録。ステージは5種類あり、その中で10体の中ボス、5体のボス、5種類のイベントが登場する。また、スキルは合わせて77種類用意され、その内35種類にはシナジー要素が存在するとのこと。
本作は、本日11月14日にPC(Steam)にて早期アクセス配信が開始。オリジナル版である『Temtem』が人気作であることも手伝ってか、早くも多くのプレイヤーで賑わっており、同時接続プレイヤー数はこれまでのピーク時に3000人を突破した(SteamDB)。一方ユーザーレビューでは、約130件のうち89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
レビューでは、サバイバー系アクションとしては手堅くまとめつつ、テムテムの収集や進化、またビジュアル面など、『Temtem』らしい世界観と上手く融合させているとして好評だ。なお、先述した恒久的な強化要素において投入できる資源量に上限が設けられ、これが一部で不評を買っていたが、開発元はすぐに撤廃している。その制限は、収録コンテンツに対し過剰に強化できてしまうため設けられ、コンテンツが追加されるごとに段階的に上限が引き上げられていく計画だったが、ユーザーの判断に委ねられる格好とされた。
『Temtem: Swarm』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。正式リリースまでは1年ほどかかる見込みで、最終的にはテムテムは13種類、ステージは9種類、スキルは140種類まで追加される計画。もちろんボスやイベントなども新たなものが随時投入され、ほかにチャレンジモードなどのコンテンツも追加していくそうだ。