Nintendo Switch 2向けアドベンチャーゲーム『サバイバルキッズ』は、なんとUnityがUnityで開発。自ら開発して「Unity 6」の改善に役立てる

Unity Technologiesは4月4日、コナミの展開するアドベンチャーゲーム『サバイバルキッズ』の開発を共同で担当していると発表した。

Unity Technologiesは4月4日、アドベンチャーゲーム『サバイバルキッズ』を開発中であると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch 2で、6月5日発売予定。

同社は、ゲームエンジンとも呼ばれるゲーム開発プラットフォーム「Unity」を開発・提供している企業だ。自ら製品としてのゲームを開発することはかなり珍しく、本作が2作目にあたる。

『サバイバルキッズ』は、ゲームボーイの時代から続くコナミのアドベンチャーゲームシリーズの最新作だ。ソロプレイおよびローカル2人・オンライン最大4人でのマルチプレイに対応。プレイヤーは、突然の嵐に巻き込まれ島に打ち上げられた子供となり、謎に満ちた島からの脱出を目指してサバイバルをする。

本作では、島を探索しながら素材を集めることで、さまざまな道具をクラフト可能。トレイラーでは、橋を建設して新たなエリアにアクセスしたり、傘のパラグライダーで滑空したりなどする様子が確認できる。そうした道具を作るには設計図が必要となり、設計図に示された素材を島で集めて、ベースキャンプや木箱に入れれば簡単にクラフトできるという。また、料理をして食べれば、崖を上るために必要な体力をつけられるとのこと。

本作は、先日任天堂が放送した「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2」の中で初披露され、販売元を務めるコナミから発表された。発表トレイラーにはUnityのロゴが映し出されていたが、それは「Unity」を使用して開発されていることだけでなく、Unity Technologies自身が本作を開発していることを示すものであったことが、今回明らかにされた。

同社の発表によると、本作では「Unity」の最新バージョンである「Unity 6」を用い、コナミとの密接なパートナーシップのもと、Nintendo Switch 2向けに開発中だという。これは単に開発を請け負ったというものではなく、「Unity 6」の改善につなげる狙いがあったようだ。

本作では、Netcodeなどのコアエンジン機能から、LobbyやRelayなどのライブサービスまで、「Unity 6」の幅広い機能を活用。Unity Technologiesは、実運用でツールをテストして自社のテクノロジーの検証をおこない、本作の開発を通じて「Unity 6」のパフォーマンスの最適化とエンジン全体の安定性を向上させることができたそうだ。なお、「Unity 6」はNintendo Switch 2への正式対応が決定している(関連記事)。

Unity Technologiesによると、同社がパートナー企業といちからゲームデザインと開発を協力しておこなうことは、本作が初めての事例だという。ちなみに同社は、前身であるOver The Edge Entertainment時代の2005年に『GooBall』というアクションゲームをリリースしており、『サバイバルキッズ』はそれ以来2作目の自社開発ゲームとなる。『GooBall』は、当時開発初期段階にあった「Unity」の性能を示すために制作されたと伝えられており、あくまで本業に活かすためのゲーム開発という姿勢は当時と変わっていないようだ。

『サバイバルキッズ』は、Nintendo Switch 2向けに6月5日発売予定。余談ながら、公式サイトによると本作はパッケージ版も発売予定だが、ゲームデータをダウンロードしてプレイする「キーカード」が採用される模様である(関連記事)。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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