『ロックマン』風アクションをゲームボーイビジュアルで描く『Super Rad Raygun』開発完了し来月発売へ

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アメリカのインディースタジオTRU FUN Entertainmentは10月23日、2Dアクションゲーム『Super Rad Raygun』の開発が完了したことを報告した。動画制作プロダクションRooster Teeth/ScrewAttackのデジタルゲーム販売部門のパブリッシングにより、Steam(Windows/Mac/Linux)で11月8日に発売される。

198X年、ソビエト連邦のDr. Medvedは共産主義を掲げロボット兵を率いて世界征服に乗り出した。Dr. Medvedの侵攻が進む中、アメリカではDr. Yokoiと助手のRyu Gunpeiが対抗するロボットを開発していた。開発は困難を極め万策尽きたかと思われたが、事態は急転する。突然の事故により開発途中のロボットと助手が融合してしまい、結果的に目指していたロボットRad Raygunが完成したのだ。敵の軍勢がホワイトハウスにまでせまる中、さっそく反撃のために出動する。「Rad Raygun、起動!」。

『Super Rad Raygun』は、2013年にXbox 360のインディーゲーム・プラットフォームXbox LIVE Indie Games向けに発売された『Rad Raygun』の拡張版という位置付けだ。もともとは5つのステージしかなかったが今作では20ステージ以上に増え、タイムアタックモードやボスラッシュモードの追加、アップグレードシステムの刷新もおこなわれている。前作にはなかった空を飛びながらのシューティングステージも存在するようだ。また、特定の技を使う場合には電力を消費するシステムを新たに導入した。電力を使い果たしてしまっても、数秒間待つと自動的に充電される。これは携帯ゲーム機のバッテリー残量がなくなると遊べなくなることからアイディアを思いつき実装したそうだ。

ゲームボーイソフトのパッケージをイメージした本作のカバーアート
ゲームボーイソフトのパッケージをイメージした本作のカバーアート

トレーラーをご覧になってすでにお気づきだと思うが、本作は1989年に発売された任天堂の携帯ゲーム機ゲームボーイのグラフィックスタイルを再現している。当時の液晶画面のように4階調のモノクロで描かれ、縦解像度はゲームボーイと同じ144pだ。(本作はワイド画面なので横解像度は異なる)。ロボット開発者の名前はゲームボーイの生みの親として知られる横井軍平氏をもじっており、さらによく見るとRad Raygunの体はちょっとゲームボーイの筐体っぽい。

一方、ジャンプ中の特徴的なポーズからもわかるとおり、本作のゲームプレイは『ロックマン』シリーズを多分に意識している。腕から発射する弾で敵を攻撃し、せまい通路はスライディングで滑り抜ける。敵のロボットが少しかわいいデザインであるのも『ロックマン』風だ。ステージが進むとジェットパックや空中でも使えるバックダッシュが使用可能になり、移動の自由度が増すとともに、これらを駆使しないと進めない場面も出てくる。ステージは世界各地をイメージしたもので、横方向だけではなくハシゴなどを使って上下方向にも移動する。そして各ステージの最後にはユニークなルックスと攻撃パターンを持ったボスが待ちかまえているという流れだ。

『Super Rad Raygun』は、2013年にオリジナルの『Rad Raygun』が発売された直後にSteam Greenlightに登録され通過している。また、アメリカのパブリッシャーMajesco Entertainmentがインディーゲーム販売部門Midnight Cityを立ち上げた際のラインアップに名を連ねていたが、2014年に同社が経営不振に陥り、結果的に新たな販売元を探すことになった。当初はPC版のほかにXbox 360のXbox LIVEアーケード向けにも発売が予定されていたが、Xbox Oneへの世代交代が急速に進んでいたこと、そして使用していたマイクロソフトのゲーム開発ツールXNAが開発終了しサポートを受けることが困難になったことなどでXbox 360版の発売は中止された。

そんな紆余曲折を経た『Super Rad Raygun』はSteamで11月8日に発売。11月15日までに購入すると、FantomenKとBubblePipe Mediaが手がけた本作のサウンドトラックがプレゼントされるそうだ。なお、本作のコンソール版については現在は計画していないものの、今回発売するPC版の結果を見たうえで検討したいとしている

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