2人協力・物理演算クライミング『Stuck Together』発表。「上半身結合おもちゃ」を協力操作、“一蓮托生”で脱出目指す

Hugecalf Studiosは8月14日、『Stuck Together』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

デベロッパーのHugecalf Studiosは8月14日、『Stuck Together』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。あわせてストアページと、無料体験版が配信されている。

『Stuck Together』は、ローカル・オンライン対応の、2人協力プレイのクライミングゲームだ。プレイヤーたちは、上半身同士がくっついた2体のオモチャとなり、彼らを改造したクレイジーな子供の家から脱出するため、屋根裏部屋を目指していく。

操作方法は至ってシンプルで、プレイヤーたちは右手と左手を使い、オブジェクトにくっつくことができる。地面を移動する際は手を交互に地面にくっつけ、お互いを回転させることで移動が可能だ。

ただ地面を進むだけでなく、道中にはオモチャのロープや回転するCDなど、その部屋にちなんだ様々なアスレチックが存在。物理演算が導入されているため、重力や遠心力を上手く使って移動していく必要がある。上階へ進むにはお互いの息を合わせるのが重要だ。

しかし連携が失敗すると、何もしなければそのまま地面へと逆戻り。最初からやり直さなければならない。ちなみに落下するとプレイヤーキャラは悲鳴を上げる。プレイヤーの気持ちを代弁してくれる、なんともユーモラスな仕掛けだ。

また、各部屋には掃除機やポップコーンマシーンなど、一風変わったトラップが存在。進んでいくにつれ、難易度も理不尽に高まっていくとのこと。さらに道中では、敵である「ハンドタゴニスト」が邪魔してくる。ハンドタゴニストはプレイヤーキャラがくっついたオブジェクトにパンチを入れ、衝撃でキャラをふっ飛ばしてしまう。狙われた際は一刻も早くそこを離れる必要がある。いずれにせよ、プレイヤー同士のコミュニケーションや、友情が試されるところだろう。

開発元であるHugecalf Studiosは、イギリスに拠点を置くゲームスタジオ。過去に、乗客を殺さないようスキーリフトを建造する物理演算パズル『When Ski Lifts Go Wrong』や、レースとゴルフが融合したスポーツゲーム『Turbo Golf Racing』などをSteamにてリリースしてきた。

本作では、過去作『When Ski Lifts Go Wrong』で培ったノウハウを元に、物理演算でのハプニング要素を協力ゲームに落とし込んでいるかたちだ。さらにオモチャをグロテスクに改造するという世界観など、過去作にも見られるような、同スタジオが得意とするブラックジョーク的な作風も本作の魅力に一役買っている様子。続報が期待される。

『Stuck Together』はPC(Steam)にて配信予定で、無料体験版が配信されている。なお、現時点では日本語対応はないようだ。

Haru Takitoh
Haru Takitoh

アクションゲームとゲーム音楽が好きです。一番好きなゲームは『アーマード・コア6』、衝撃を受けたゲーム音楽は『サルゲッチュ』。

記事本文: 61