友達や知らない人とドライブするだけの“非ゲーム”『Yugo: the non-game』さっそく評判。運転中の「チルい雰囲気」の再現に高評価集まる

In Two Minds Studioは10月16日、『Yugo: the non-game』をリリースした。本作はさっそく好評を集めているようだ。

In Two Minds Studioは10月16日、『Yugo: the non-game』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)。本作はさっそく好評を集めているようだ。

『Yugo: the non-game』は、「non-game」というタイトルからも分かる通りゲームではなく、コミュニケーションのためのバーチャル空間を提供するツールと標榜されている。車の運転手としてセッションを開始して、合流したフレンドやランダムにマッチングしたプレイヤーを助手席に乗せて夕方の高速道路をひたすらに走り続けるのだ。運転中はボイスチャットを楽しむもよし、ラジオから流れるチルな音楽に耳を傾けるもよし、ドライブに集中するもよしだ。


本作はitch.ioにて開発中バージョンが先行して配信されていた。今回itch.ioおよびSteam向けにも正式リリースされた格好だ。開発中バージョンからの変更点としては、パブリックセッションの実装ほか、URLの打ち込みによるネットラジオの再生機能などが追加された。

本作にてプレイヤーは、1980年代のユーゴスラビアにインスパイアされた風景のなかで、ゲーム的な目的もなくたたドライブを続けることになる。。コソボからモンテネグロへ続く山岳地帯を参考にしたという寂しげな風景や、夕方という不安定な時間帯を舞台とすることで、旅の途中の非日常感が演出されている。車を走らせるという目的を前提とした、時間つぶしをするような“チルい”コミュニケーションが自然と始まる雰囲気が用意されている。

本作はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で64件中96%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。ラジオの選曲が作業中のBGMとして好評なほか、友人、家族間のボイスチャットのちょっとしたアクセントとして用いたり、一期一会の出会いを楽しんだりできる点が評価されている。また、運転中の特有の雰囲気が再現されている点にも評価が集まっている。レビューの母数は少ないながらも、ゲームとも違う、独特な体験がさっそく評判になっているようだ。


『Yugo: the non-game』はPC(Steam/itch.io)向けに配信中。現在はリリース記念セールを開催中で、定価の20%オフの448円(Steam版価格)で購入が可能だ。

Daijiro Akiyama
Daijiro Akiyama

ゲームをすることと、ゲームの話をしたり聞いたりすることが同じぐらい大好きです。

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