Steamゲームのセール情報とユーザー数を比較する外部サービス「Steam Spy」が始動


ValveのPCゲーム販売プラットフォームSteamは、外部で多数の非公式Webツールが公開されている。ゲームの販売価格や再安値を調べる「Pro Steamer」や、データベース情報を掲載する「Steam DB」などは有名なツールの1つだ。新たに、各ゲームタイトルのユーザー数やセール情報を比較するWebツール「Steam Spy」が公開され、現在アルファテスト段階として運用されている。

 


セールとユーザー数の比較可能に

 

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「Steam Spy」は海外のプログラマーSergey Galyonkin氏が、海外メディアArs TechnicaのKyle Orland氏のアイディアより着想を得て開発したWebツールだ。APIなどを経由して提供されているSteamユーザーのプロフィール情報を自動的に収集し、ゲームの所有ユーザー数と価格データをグラフ上で比較して確認することができる。このほか、開発者やパブリッシャー、ジャンルにリリース時期やメタスコアなども表示される。ゲームプレイヤーというよりは、セールスと販売本数の関係性を学びたい、開発者や研究者向けのツールと言えるだろう。

現在「Steam Spy」はアルファ段階で運用されており、またデータは100パーセント正確なものではないことが明記されている。APIサーバーは時折停止するほか、そもそものアカウント数やゲーム数が膨大すぎるため、トラッカーが処理しきれないのだ。これに伴い、各ゲームの所有者数はプラスマイナスの誤差範囲と共に表示されるようになっている。

また、毎分ごとにデータを収集しているものの、1日の終わりに視認できるデータとしてアップデートされおり、リアルタイムで正確な情報が確認できるわけではないようだ。とはいえ、ある程度の指標を知ることはでき、インディーデベロッパーなどにとっては貴重なデータとなるだろう。