四つん這いローラースケート過酷ゲーム『Get To Work』発表、12月3日配信へ。“つらい現代社会での生き様”を表現する、高速跳躍へんてこスケート


デベロッパーのIstoは11月12日、ハイスピードアクション・アドベンチャー『Get To Work』を12月3日にリリースすることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Xbox Series X|S。Steamストアページによれば日本語へも対応予定。

『Get To Work』は、手足にローラーブレードを装着した若者が、空中に設置された複雑なコース上を高速で移動していくアクションアドベンチャーゲームだ。ローラーブレードを靴として履いてはいるものの、なぜか走行に使うのは基本的に肘と膝に装着したローラーブレードのみ。走行時の主人公は常時四つん這い状態だ。


本作は、いかに早くコースを走り切るかが問われる作風だ。これは、現代の過酷な資本主義社会の中を生き抜く社会人のサバイバル生活を暗喩的に表現しているとのこと。また本作のスピード感は、ビジネスマンががむしゃらにキャリア街道を駆け抜けていく大変さと爽快さを同時に描いているのだそうだ。オフィス街などを題材にしたビジネスマンゆかりのステージも収録されるようで、立体的に入り組んだスリリングな作りも特徴となるのだろう。


本作のドラマティックな走りに彩りを添えるのが、数々の人気ストリーマーによるコラボポッドキャスト音声だ。ゲスト出演しているストリーマーはAtrioc氏、Ludwig氏、DougDoug氏など現時点で発表されているだけでも5名おり、今後追加出演者も随時発表される予定だ。ストリーマーのトークやナレーションは、ゲーム内の『The Grindset』というお助けポッドキャスト番組として、コースを走りながら聴くことができる。更に、これらの音声はコレクタブルアイテムのように回収できるようだ。


本作では、コースを走り終えるまでのスピードが肝となっているため、ゲーム内には予めスピードラン・タイマーが搭載されている。タイマー用アプリなどを用意して手動でスプリット記録する必要はなく、インゲームタイムを参照することでタイムアタックで他のプレイヤーと競うことが出来る。公式Discordサーバー内には、すでに「speedrun-leaderboard」チャンネルが作成されており、ここに登録される記録を元にゲーム開発者がリーダーボードを更新していく予定だそうだ。


本作のデベロッパーであるIstoはカナダに拠点を置くインディーゲーム開発スタジオだ。メンバーは4人の男性で、これまでにパズルゲーム『Disjoint』や、サバイバル×生産ライン自動化ゲームである『Atrio: The Dark Wild』などをリリースしてきた。今作『Get To Work』はチームにとって、これまでのどの作品とも異なる作風になりそうだ。

『Get To Work』はPC(Steam)/Xbox Series X|S向けに12月3日リリース予定。