「Steamの今年の新作ゲーム売上ランキング」市場調査公開。売上本数or収益でそれぞれランキング、「協力プレイゲーム」大人気の1年に

ゲーム市場調査会社のGameDiscoverCoは12月17日、Steamやコンソール向けに今年発売されたタイトルの人気ランキングを公開。『R.E.P.O.』をはじめとした協力プレイ対応タイトルが多くランクインしている。

ゲーム市場調査会社のGameDiscoverCoは12月17日、2025年のゲーム業界の振り返りとして、Steamやコンソール向けに今年発売されたタイトルの人気ランキングを公開した。

同社は、各プラットフォームでのゲームの売り上げなどを独自に調査し、大手メーカーやインディーゲームパブリッシャーなどにマーケティング関連情報を提供している企業だ。今回公開されたのは、その独自データを基に販売本数などでランキング化されたものである。メーカーが発表した正式なデータではなく、推計が含まれる点には留意されたい。

Image Credit: GameDiscoverCo

まずSteamについて、非公式データベースサイトSteamDBによると、今年は約1万9000本の新作がリリースされたという(12月12日時点)。GameDiscoverCoの調査によると、そのうち販売本数1位に輝いたのは、協力型ホラーゲーム『R.E.P.O』だったそうだ。同作の売り上げは公式には発表されていないが、今年6月に開催されたイベントSummer Game Festにて主催者のGeoff Keighley氏は、今年2月の発売から5月までで1300万本を売り上げていると紹介していた。

2位以下は上に掲載したランキング画像を参照していただくとして、『R.E.P.O』のほかにも『PEAK』や『Schedule I』『RV There Yet?』といった協力プレイ対応ゲームが多く上位に入っており、協力プレイゲームは今年の大きなトレンドのひとつであったとGameDiscoverCoは指摘している。

Image Credit: GameDiscoverCo

Steamでの総収益を基にしたランキングも公開されており、こちらでは『R.E.P.O』は7位へと後退し、『Battlefield 6』が1位に。販売価格の高い人気タイトルが優位になり、次いで『モンスターハンターワイルズ』『ARC Raiders』『Clair Obscur: Expedition 33』などが続く。なお、今年は基本プレイ無料タイトルが20位までにランクインしなかったが、『ウマ娘 プリティーダービー』や『風燕伝:Where Winds Meet』が近い位置に付けていたそうだ。

このほか、欧米でのNintendo Switchのニンテンドーeショップでのダウンロード数ランキングや、PlayStationおよびXboxにおけるプレイヤー数ランキングも公開。Nintendo Switchではファーストパーティタイトルが数多くランクインし、PlayStationではSteamに似た傾向のラインナップとなった。またXboxでは、ファーストパーティタイトルは基本的にXbox Game Passでプレイされる傾向にあることがうかがえる。詳しくはGameDiscoverCoの投稿をチェックしてほしい。

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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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