潜入ステルスアクション『スパイドロップス』発表。“90年代ステルスアクションゲーム”の影響受ける、ミッション自動生成スパイゲーム

レイニーフロッグは7月2日、『スパイドロップス』を発表した。PS世代のローポリゴン3Dグラフィックにて制作されたステルスアクションゲームだ。

レイニーフロッグは7月2日、ステルスアクションゲーム『スパイドロップス』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、2025年配信予定。

本作は、Rainy Night Creationsが手がける、1990年代のステルスアクションゲームから影響を受ける作品だ。PS世代のローポリゴン3Dグラフィックにて制作されている。


『スパイドロップス』にてプレイヤーは、テロ対策チーム「スパイ・ドロップス」の一員としての任務に挑む。本作の世界では、ある環境テロリスト組織が、すべてのデジタル記録を消し去り、世界を石器時代に逆戻りさせようと脅しをかけており、その脅威を無力化することが急務。一方で主人公のリプリーは、真相を追っていくうちに任務の目的に疑問を抱き始め、より深い陰謀を暴くべく潜入捜査をおこなうこととなる。

本作では、敵やアイテムを含めミッションの内容がランダムに生成。プレイヤーは敵施設に潜入し、情報収集やスパイ装置の設置、捕虜の救出などの極秘作戦を実行する。ステージには、軍事基地・ジャングル・砂漠という3つの環境が用意され、それぞれに独自のエリアや障害物、チャレンジ、またボス戦が存在するという。

ミッションの攻略方法はプレイヤー次第となっており、部屋ごとに探索していくなかでは、敵を回避するも良し、セキュリティカメラをハッキングするも良し。ロッカーに隠れたり、カメラを撃ったり、警備員を気絶・殺害したりすることも可能だ。また、ミッションの目的に専念するも、探索に没頭するもプレイヤーの自由とのこと。


本作では、偵察ドローンやハッキング装置、暗視ゴーグル、スナイパーライフル、スタンガン、地雷探知機など、さまざまなアイテム・武器が用意され、プレイヤーはミッションごとに持っていく装備を選択する。またドリーム・キャッチャーと呼ばれる装備では、気絶している警備員から情報を引き出すことが可能。死体からは情報を引き出せないため、敵をなるべく殺害しないことが同装備を扱ううえでカギとなる。そしてゲームが進むにつれて、新しい装備が開発・追加されていく。

ゲームを進める中では経験値を獲得し、主人公リプリーの体力やスタミナ、照準精度、運などのステータスをレベルアップさせることができる。ちなみにリプリーや敵、ボスのデザインは、Nintendo Switch版『スーパーマリオRPG』やリマスター版『ロマンシング サガ3』などの開発を担当したアルテピアッツァが手がけている。このほか本作には、友人とローカルマルチプレイを楽しめるスパイ対戦モードも収録予定とのことだ。


本作の開発元Rainy Night Creationsは、スペイン在住のインディー開発者Walfrido氏の個人スタジオ。これまでにはサバイバルホラーゲーム『Vaccine Rebirth』などを手がけ、同作も初代PS風の3Dグラフィックが特徴だった。一方本作『スパイドロップス』では、リアルタイムのライティングやシャドウ、時間帯および天候の変化など最新のエフェクトを導入。そうした要素もステルスゲームプレイにかかわってくることになるようだ。

スパイドロップス』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに2025年配信予定だ。なお販売元レイニーフロッグは、7月19日~21日に京都で開催されるインディーゲームの祭典「BitSummit Drift」にて、本作をプレイアブル出展する予定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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