オープンワールド・サバイバルFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2』11月へ発売延期。“予期しないアノーマリー”(バグ)と戦う時間が必要


デベロッパーのGSC Game Worldは7月25日、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』の発売日を11月20日に延期すると発表した。なお、日本時間では時差により11月21日にリリースされると思われる。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S。Xbox Game Pass向けにも提供される。

本作は、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの最新作だ。舞台となるのはチョルノービリ(チェルノブイリ)およびその周辺の立入禁止区域。本作の世界におけるチョルノービリでは、2006年に2回目の爆発事故が起こり、ゾーンと呼ばれるエリアが出現。凶暴なミュータントや恐ろしいアノーマリーなどが存在する一方で、計り知れない価値をもつアーティファクトが秘められているとされ、ストーカーと呼ばれる者たちはリスクを承知でゾーンに足を踏み入れる。

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は2018年5月に発表され、のちに2022年4月の発売が決定するも、その後発売延期が繰り返されている。この間には、開発元GSC Game Worldが拠点とするウクライナがロシアによる軍事侵攻を受け、ロシア系グループによるものとみられるハッキング被害に遭ったこともあり、同スタジオはチェコ共和国に新スタジオを設立して開発を続けている。

本作については今年1月、最終的な発売日(The final release date)として9月6日のリリースが発表されたが、今回ふたたび延期されることとなった。その理由についてGSC Game Worldは、“予期しないアノーマリー”もといバグを修正する時間が必要であると説明。作品自体は、同スタジオが思い描いてきた姿になりつつあるとのこと。


また今回、番組「S.T.A.L.K.E.R. 2 Developer Deep Dive」がXbox公式各チャンネルを通じて海外時間8月12日に放送されることも発表された。番組では開発者へのインタビューや、新規ゲームプレイ映像などが披露され、その中には1つのクエストを通してプレイする映像も含まれるそうだ。

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに、海外時間11月20日に発売予定。Xbox Game Pass向けにも提供される。

【UPDATE 2024/7/26 12:20】
セガは7月26日、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』の日本での発売日が、11月21日へ延期されたと発表した。既報のとおり海外では11月20日発売となるが、時差の関係で日本では11月21日リリースとなる格好だ。なおセガは、開発元GSC Game Worldと日本市場向けサブパブリッシング契約を締結し、本作の製造・販売を担当する。