スプレー塗装しまくりシム『Spray Paint Simulator』発表。街の塗装屋となり、しっかりマスキングして家や車などを彩る


パブリッシャーのWhitethorn Gamesは9月10日、North Star Video Gamesが手がける塗装シミュレーションゲーム『Spray Paint Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、塗装業者となってお客の依頼をこなしていく作品だ。スプレー塗装にフォーカスしたゲームプレイとなる。


『Spray Paint Simulator』にてプレイヤーはスパッターヴィルと呼ばれる街の塗装業者となり、住民たちから仕事を請け負いながら、事業を軌道に乗せていく。本作はソロプレイに加え、対応人数は未公表ながらオンライン協力プレイにも対応するとのこと。

仕事の内容としては、住宅の屋根や外壁、あるいは家具などの内装のほか、車や鉄橋、街のランドマークなどを塗装することになる。古くなって色褪せるなど劣化したものを、スプレー塗装によって美しく生まれ変わらせるのだ。ミッションの流れはまだ公開されていないが、おそらく塗装すべき場所や色が指定され、依頼どおりにこなすことを目指すのだろう。

本作ではスプレー塗装をおこなうため、塗料が付いてはいけない部分は、あらかじめマスキングしておかなければならない。マスキングペーパーやマスキングテープが用意されており、それでしっかり下準備をおこなう。トレイラーでは、キッチンの家具を塗装する際に、床や壁、テーブルなどをマスキングしている様子が確認できる。それから塗装作業をおこない、最後にマスキングペーパーなどを除去すれば完成だ。


塗装に使うスプレーには電動のツールが用意され、ショップにてアップグレードが可能。使用できる塗料の容量を拡大させたり、塗布範囲を広くしたり、あるいはバッテリー容量を増やすことができるという。なお、塗料やマスキングペーパー、マスキングテープなどは消耗品とのことで、これらもショップにて調達することになるようだ。

ショップでは、ほかに足場やハシゴも複数の種類が販売されており、たとえば住宅の外壁や屋根などの高所作業の際に必要になる。プレイヤーは、そうした物資や装備を戦略的に管理することが求められるそうだ。仕事は複数を並行して請け負える模様であるため、必要な物資が買えない場合には、ほかの仕事を先にこなして資金を確保するといったことができそうだ。

このほか、本作にはフリースプレーモードが用意され、一度完了した仕事を再プレイ可能。フリースプレーモードでは依頼者からの指示はなく、街をキャンバスに見立てて、プレイヤーの思うがままに塗装できるという。


本作の開発元North Star Video Gamesは、イギリスに拠点を置くインディースタジオだ。設立は2014年まで遡るが、本作『Spray Paint Simulator』がデビュー作になる。一方この間には、設立者のNick Jefferson-Tame氏は他スタジオにも所属し、芝刈りシミュレーションゲーム『Lawn Mowing Simulator』やパズルゲーム『Eternal Threads』などの開発に携わっていたそうだ。

『Spray Paint Simulator』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。