海洋ゴミ掃除ゲーム『Spilled!』3月27日配信へ。開発者も船上生活しながら手がける、汚れまくりの海すっきり浄化ゲーム

Lente氏は3月6日、海洋ゴミ掃除ゲーム『Spilled!』をSteam向けに3月26日配信すると発表した。本作を手がけるLente氏はなんとボート暮らしをしているそうだ。

インディー開発者のLente氏は3月6日、海洋ゴミ掃除ゲーム『Spilled!』を3月26日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本では時差の関係で3月27日配信となるようだ。またゲーム内は日本語表示に対応予定。

本作は、ボートに乗ってゴミを回収し海や川を綺麗にするゲームだ。リラックスしてプレイできる、1時間程度のボリュームの短編作品とのこと。

『Spilled!』にてプレイヤーは、海洋ゴミを回収するボートを操り、海や川の掃除をする。あわせて8つのエリアが収録され、水面に浮かぶプラスチックゴミや、流出したオイルを回収。各エリアはそれぞれ異なる環境となっており、ゴミを回収するにしたがって汚れた水が徐々に澄んできて、水中の様子が明らかになっていく。

ボートの船首部分にはコレクターと呼ばれる装備が搭載されており、ゴミを押して運べるほか、黒いオイルを回収可能。回収したオイルは、後部にあるタンクに貯まっていく。また、沿岸部にこびりついたオイルを洗い流すための放水装置も搭載。そうして集めたゴミやオイルは、マップ内に存在するリサイクル工場に持ち込むとお金に変換できる。

貯めたお金は、ボートのアップグレードに使用可能だ。より大きなコレクターを換装したり、タンクの容量をアップさせたりすると、一度により多くのゴミやオイルを運べるようになる。また、ボートの航行速度をアップさせるアップグレードも用意されている。新たなエリアへ進むごとにマップが広くなっていくため、より効率的にゴミを回収できるようにするわけだ。

また、エリアを進むたびに新たなゲームプレイ要素が登場する。先述した沿岸部のオイルはそのひとつで、ほかに森林火災の消火や、ほかの船の落し物の捜索などがある模様。このほか、各エリアでは動物を救出する要素も存在する。あわせて16種類の動物がおり、オイルまみれになって困っているところを助けてあげるのだ。

本作は、2022年末より開発が開始され、昨年にはKickstarterにてクラウドファンディングが実施。初期目標金額の3倍以上を集める成功を収めた。その当時には、開発者のLente氏の私生活にも注目が集まることに。オランダ出身の同氏は、生活費を抑えるためにボートで暮らしており、ボートを扱う本作をボート内で開発しているとして話題になった。本作が自然環境の保護をテーマにしていることも、そうした自身の生活環境に関係しているようだ。

『Spilled!』は、PC(Steam)向けに3月27日配信予定だ。また体験版が現在配信中である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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