こだわり部屋づくりシム『Small Spaces』正式発表。アパートの一室をのんびり思うままにカスタマイズ、お部屋のスタイルも多種多様


インディー開発者のNiklas Tomkowitz氏は10月9日、アパート部屋づくりゲーム『Small Spaces』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示にも対応予定のようだ。

本作は、小さなアパートの一室を自由にデザインして楽しむ作品だ。Unreal Engine 5を用いて開発されており、リラックスした雰囲気のBGMが流れるなか、リアルな見た目の部屋を作ることができる。


『Small Spaces』では、ごくシンプルなものからメゾネットスタイルまでさまざまな部屋が用意。数百種類収録された家具や各種オブジェクトを配置して、自分の好みにあわせたり、何かテーマを設けたりしてデザインしていく。東京のミニマリストなフラットから、サンフランシスコのビクトリア様式のタウンハウスまで、多様な空間を演出できるそうだ。

部屋は、最初は何もないまっさらな状態となっており、そこから家具などを配置していく。壁や床の素材を変更することも可能だ。コストの概念は存在せず、思うままに配置していくことができるが、部屋ごとに設定された要件は最低限満たさなければならない。たとえば、ベッドが必ず必要であったり、収納家具や照明を指定数以上配置しなければならなかったり。おそらく、部屋づくり自体はそうした要件にとらわれずおこなえるが、新たな部屋のアンロック条件などになっているのだろう。


家具などの配置アイテムは、リビングや仕事部屋、寝室、キッチンなどのジャンルに分けて、それぞれにいくつかの項目が用意され、各項目から具体的なアイテムを選択可能。椅子やテーブル、収納家具、照明、デコレーションなどの項目があり、たとえばリビングの収納家具であれば、本棚からテレビボードまで多種多様なスタイル・デザインのものが30種類程度収録されている。また仕事場のデコレーションには、PCや時計、観葉植物などが含まれる。そこから選択し、位置や角度を調整して部屋の好きな場所に配置していくのだ。

配置したアイテムによっては、色の変更も可能となる模様。また、現時点で詳細は不明ながら、公開されたトレイラーでは、部屋の環境にあわせたアイテムを自動的に配置させるツールの存在が示唆されている。このほか、Unreal Engine 5を用いたリアルなビジュアルも本作の特徴であり、照明を間接照明として配置し、部屋を演出することも可能とのこと。

『Small Spaces』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。