“開発期間約10年”の酒場経営シム『Tavern Keeper』ついに体験版配信開始。ファンタジー世界にてクセ強客いっぱい訪れる酒場を切り盛り

Greenheart Gamesは7月23日、『Tavern Keeper』の体験版を配信した。ファンタジー世界を舞台とする酒場経営シミュレーションゲームだ。

デベロッパーのGreenheart Gamesは7月23日、酒場経営シミュレーションゲーム『Tavern Keeper』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ベータ段階ながら日本語表示にも対応している。

本作は、ファンタジー世界に酒場を建設し、店主として経営する作品だ。約10年ものあいだ開発が続けられており、今年ついに早期アクセス配信が開始される予定。それに先立ち体験版が配信された。


『Tavern Keeper』にてプレイヤーは、まずは王国のへんぴな土地にて酒場をいちから建設。酒を提供するカウンターから厨房、ホール、食材や酒樽の貯蔵庫など必要な部屋を作り、そして提供する商品の材料を商人から仕入れることとなる。店内の設備や装飾などは、随時カスタマイズが可能だ。

また、店で働く店員も雇わなければならない。キャラクターによって、給仕や調理、清掃などのスキルにおける長所・短所があるため、必要とする人材を雇うのだ。1日のなかでのシフトを組んだり、時間ごとに異なる仕事を割り当てるなど、詳細なスケジュール管理もおこなえる。

酒場にはさまざまな性格のお客が訪れるため、それぞれのニーズに応えなければならない。そのなかでは、新しいメニューやドリンク、サービスを用意することも求められるだろう。また酒場内においては、温度や明るさ、汚さ、煩さ、燃えやすさなど複数の要素のシミュレーションが導入され、毎日多種多様なシチュエーションが発生するとのこと。そうして酒場を経営し利益を上げながら、さらに発展させていくのだ。

 


今回配信開始された体験版は、本作のゲームプレイの基本を学ぶことができる、製品版とは異なる特別な内容となっている。案内役のナレーターに導かれながら、用意されたタスクをこなすかたちで、酒場の設備の導入や店員の雇用、商品の仕入れ、装飾品の配置、そしてお客への対応をおこなう。その後数日間の酒場運営が可能となっている。

本作を手がけるのはGreenheart Games。Steamのユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得しているゲーム開発会社運営シミュレーションゲーム『Game Dev Tycoon』を手がけたことで知られるデベロッパーだ。本作『Tavern Keeper』は2016年に発表されたが、開発自体は2014年から開始されており、これまで約10年にわたって開発が続けられてきた。今回の体験版配信によって、ついに本作に触れることができる機会が訪れた格好だ。


『Tavern Keeper』は、PC(Steam)向けに2024年第4四半期に早期アクセス配信予定。そして体験版は現在配信中だ。Steamにて開催されている「シミュレーションフェス」に参加したかたちで、海外時間7月29日までの期間限定配信となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

Articles: 6790