キノコが銃と斧をぶん回す弾幕ローグライク『Shroomwood』発表。かわいいキノコがショットガン片手に暴れまわる
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デベロッパーのSporelite Gamesは3月1日、2Dローグライクアクション『Shroomwood』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。早期アクセスとして配信予定で、2026年末までの正式リリースを目標としている。
『Shroomwood』は見下ろし型視点の2Dローグライクアクションゲームだ。絶えず構造が変化し、歩く植物やスライムがはびこる不思議な森「Shroomwood」を舞台に、好奇心旺盛な小さなキノコ「Shroomie」が冒険を繰り広げる。
本作の世界は明るいドット絵で描かれており、歩く球根のような敵やつぶらな瞳のハエなど、敵さえもかわいらしいポップな見た目となっている。しかしその一方でこの世界には重火器が存在し、敵も味方も武装している。自然豊かな森になぜかドラム缶が置いてあるなど、見た目とは裏腹に殺伐とした世界であるようだ。
本作は、『Enter the Gungeon』『The Binding of Isaac』などの弾幕ローグライク作品に影響を受けており、戦闘中常に弾幕が入り乱れる激しいアクションが楽しめる。また、プレイヤーは銃と近接武器を両手に装備可能で、照準で敵を狙いつつ近くの敵を切りつけることが可能。危険な弾幕に近距離でも遠距離でも立ち向かうことができるかたちだ。
そしてプレイヤーが挑むShroomwoodの森は、入るたびに構造が変化。部屋がランダムに配置され、毎回違う流れで冒険が楽しめる。旅の途中では、ショットガンやビーム兵器、“エクトプラズムを発射する銃”など、個性豊かな20種類以上の武器が登場。またそれぞれの武器には、ステータスやゲームプレイを変える50種類以上の追加効果が付与されている。プレイヤーは自分だけのビルドを構築しながら、Shroomwoodの奥地に潜む謎を探求していく。
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またローグライクである本作は、プレイヤーが死ぬとアイテムを失い、拠点であるキノコたちの村「Shroomstead」に戻される。ここでは旅の途中で見つけた魔法の石「Shroomstone」を消費して武器のアップグレードが可能だ。長い胞子を持つ長老キノコやシルクハットを被った紳士のキノコなど、個性豊かなキノコたちと交流することもできる。この村で装備を強化しつつ、またShroomwoodに向かうというのがゲームの主な流れになるようだ。
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『Shroomwood』を手がけたSporelite Gamesは本作の開発に2年以上の月日を費やしたという。公式のYoutubeショート動画によると、当初は3Dプラットフォーマーとして開発されていた模様。そこからジャンルを2Dメトロイドヴァニアに変更し、最終的に現在の2Dローグライクアクションの形になったとのこと。試行錯誤を重ねた、独特の雰囲気を持つ本作の手触りが気になる方は、近日登場予定だという早期アクセス版をチェックしてみるのもいいだろう。
『Shroomwood』はPC(Steam)にて早期アクセス配信予定だ。正式リリースは2026年末までを目標としている。