工場自動化ゲーム『shapez 2』前作ファンも納得の進化を遂げ「圧倒的に好評」スタート。コストなしの工場建設、自動化・効率化をより自由に追求できる


パブリッシャーのゲームラゲームズは8月15日、tobspr Gamesが手がける自動化工場建設ゲーム『shapez 2』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、さっそく「圧倒的に好評」を獲得するなどの人気となっている。

本作は、2020年発売の自動化工場建設ゲーム『shapez』の続編だ。2Dから3Dグラフィックに刷新され、多層的な工場建設が可能になるなど、新たなメカニクスが導入されている。

『shapez 2』では、小惑星に工場を建設し、作業を自動化・効率化させながら、巨大な工場へと発展させていく。工場施設の建設にかかるコストの概念が存在せず、資源も無制限に活用可能。工場の建設だけに集中し、自分のペースで楽しめるゲームプレイが、前作に引き続き特徴のひとつとなっている。

工場での製造の原料となる資源は、幾何学図形として表現。工場に配置した各種施設を通じてそれをカットしたり回転させたり、あるいは加工した図形同士を重ねたり、特定の色に塗装したりして、目的の図形に仕上げて納品することが目標となる。本作では、3Dグラフィックが採用されたことで、多層的な工場建設も可能となった。

本作からの新要素としてはほかにも、液剤と呼ばれる液体資源や、列車による宇宙ステーション間の運搬、ブループリントとして保存できるモジュール式のプラットフォーム建設要素、独自の特性とロジックをもつ新たな幾何学図形などが挙げられる。液剤に関しては、さまざまな色のものが存在。それらをポンプやパイプラインなどを使って工場へと運び、複数の液剤を混ぜ合わせて別の色に変えることが可能だ。


本作は、PC(Steam)向けに8月15日に早期アクセス配信が開始。それから1日余りが経った本稿執筆時点で、Steamのユーザーレビューには約620件が投じられ、その内の実に99%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。ちなみに、前作『shapez』でも「圧倒的に好評」ステータスを得ていた。また、本作の同時接続プレイヤー数を確認してみると、これまでのピーク時には約8000人に達しており、こちらからもかなり好調であることがうかがえる(SteamDB)。

レビューでは、2Dから3Dグラフィックへと刷新されたことにより、見た目がリッチになったことに加え、工場建設における自由度や奥深さが高まったことや、関連する設備の追加などが好評。ゲームプレイのベースは前作と大きく変わらないが、確実に進化しているとの声が聞かれる。また、これまでの開発過程では、開発元はPatreonを通じコミュニティと密に協力しながら進てきたそうで、ファンが求める方向性を把握し、完成度を高めたうえでリリースされたことも評価されている。


なお早期アクセス配信が開始された現時点では、本作の基本的なゲームプレイは完成した状態にあり、主要なバグ修正も済んでいるという。コンテンツとしては4種類のゲームモードが収録され、少なくとも40時間は楽しめるボリュームになっているとのこと。正式リリースまでの期間は明確には定められておらず、数か月ごとに大型アップデートを配信していく計画だそうだ。

『shapez 2』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。リリース記念セールとして、8月30日までは20%オフの2240円で購入可能となっている。