人気サンドボックスゲーム『Necesse(ネセス)』約6年を経てついに正式リリース。待望の「ワールドシームレス化」や最終ボス実装で大賑わい
Fair Gamesは10月17日、サンドボックス・クラフト・アドベンチャーゲーム『Necesse(ネセス)』を正式リリースした。

デベロッパーのFair Gamesは10月17日、サンドボックス・クラフト・アドベンチャーゲーム『Necesse(ネセス)』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。
正式リリースにあわせては大型アップデートが実施され、多数のプレイヤーによる賑わいを見せている。また今回、本作のこれまでの販売本数が150万本に達していることも発表された。

『ネセス』は、ソロプレイおよびオンラインマルチプレイに対応したサンドボックスゲームだ。プレイヤーは自動生成された世界の小さな開拓地から始め、木の伐採や鉱石の採掘などをして素材を収集し、装備品や各種アイテム、家具、装飾品など、必要なアイテムをクラフトする。ダンジョンを探索したりモンスターと戦うなどすることでも素材を入手でき、そうしたクエストをこなすことも大きなゲームプレイ要素のひとつとなっている。
そうしたクラフトアイテムを活用することで拠点となる集落を建設でき、果樹園や農場、工房を配置してさらに拡大させていく。また集落には、NPCである入植者を招き入れて住まわせることができ、各キャラクターの専門知識を活かして資源収集から畑や家畜の世話まで、さまざまな作業を自動化可能。軍隊を組織することもでき、開拓を進めながら集落を巨大な街へと発展させていくのだ。


本作は、PC(Steam)向けに2019年12月に早期アクセス配信が開始。これまでには、新たなマップ環境の追加や、各種アイテムの追加、自由な建設を楽しめるクリエイティブモードの導入などが実施されてきた。ゲームプレイの改善も随時進められた。そして約6年を経た本日、ついに正式リリースされた。本作はSteamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約1万5000件のうち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど、非常に高く評価されている。
今回の正式リリースにあわせて実施された大型アップデートでは、まず「ワンワールド」が導入された。小さな島ごとに世界が区切られ、島と島を移動する際には短いローディングが発生していた従来のワールドシステムは廃止され、ワンワールドではすべての土地がシームレスにつながり、無限に広がっている。これは、長らくプレイヤーから要望されていた要素で、ついに実現した格好だ。
このほかにも、エンドゲーム要素となるスキルツリーシステムおよび最終ボスの追加のほか、コミュニティからの要望に基づく約100種類の建築アイテムを含む各種アイテムが実装。ほかにも、入植者たちのエモートを通じた交流要素や、新たな入植者管理システムの導入、そしてゲーム全般のバランス調整などがおこなわれた。詳しくはパッチノートを確認してほしい。
ちなみに今回の正式リリースおよび大型アップデートの実施を受けて、本作は多数のプレイヤーで賑わっている。同時接続プレイヤー数を確認すると、直近まではピーク時に1000人前後で推移していたところ、正式リリース後には約7000人を記録(SteamDB)。昨年実施された週末無料プレイ時を除くと、過去の最高記録の2倍近い規模のプレイヤーが集まっている。大型アップデートの内容自体も概ね好評のようだ。
『Necesse(ネセス)』は、PC(Steam)向けに配信中。正式リリース記念セールとして、10月31日までは50%オフの849円(税込)にて購入可能となっている。なお、本作は今後も開発が続けられ、新たなコンテンツの追加やゲームプレイの改善などがおこなわれるそうだ。