1984年放送のアニメ「星銃士ビスマルク」海外版を米国の開発チームがゲーム化へ、Kickstarterキャンペーンが始動

米国ミズーリ州セントルイスに拠点を置く開発チーム「Team Saber Rider」は、ロボットアニメ「Saber Rider and the Star Sheriffs」のKickstarterキャンペーンを始動した。同アニメは、1984年に国内で放送されたスタジオぴえろの作品「星銃士ビスマルク」の海外放送バージョン。1980年代の国産アニメが遠い海の向こうへと渡り、30年後にファンたちによってゲーム化されるという奇妙な現象が発生している。

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「Saber Rider and the Sheriffs」は、1984年にスタジオぴえろが制作した「星銃士ビスマルク」をベースとするアニメーション作品だ。1986年、米国のアニメ制作スタジオWorld Events ProductionsがMarc Handler氏と共にアメリカの市場向けに作り直した。キャラクターの名前や設定、ストーリーラインには改変が加えられている。また、一部シーンやエピソードはカットされ、新しい6エピソードが加えられ、さらに劇中の楽曲なども完全に撮り直されている。同作は1987年から1988年まで米国で、さらにその後スペインやフランス、イタリアやブルガリアなどでも放送された。

原作のファンである開発者やアーティストが集まった開発チーム「Team Saber Rider」は、機動戦士ガンダムや超時空要塞マクロスとは異なり、「Saber Rider and the Sheriffs」が今までビデオゲーム化されていない点を指摘している。ファンでもある自分たちが、好きなアニメをどうにかゲーム化したいと願っているわけだ。

実はこの「Saber Rider and the Sheriffs」は、2011年のE3にて正式発表された作品であり、当時海外でゲーム化が発表されたニュースを聞いた読者も居るかもしれない。2011年の発表以降、ドイツのFirehazard Studioが同作の開発を担当していたが、後にスタジオは解散。同スタジオのメンバーらが再結集し、「Team Saber Rider(Saber Rider Game Team)」へと名を変えてプロジェクトを進めているのだ。4年以上にもわたり開発を続け、さらにKickstarterで開発資金を集めてでも完成させようというのだから、彼らの愛は半端無いというかどこか執念じみたものすら感じる。

なおゲーム自体は16-bitスタイルのグラフィックで描かれる2Dアクションゲームである。アニメに登場する4人のキャラクターたちとロボットが登場し、12種類の異なるミッションに挑戦する。オプティマスプライム役で知られるピーター・カレン氏を筆頭に原作の声優たちも開発に参加。さらに「星銃士ビスマルク」を制作したスタジオぴえろが全面協力しており、当時の貴重なスケッチブックやセル画を見せてもらっているという。

『Saber Rider and the Star Sheriffs』はPC/Mac/Linuxおよびニンテンドー3DS向けにリリース予定。現在実施しているKickstarterキャンペーンでは7万5000ドルの獲得を目指しており、かなり高額だが43万ドルが集まれば日本市場向けのローカライズも予定しているようだ。

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