中国舞台どうぶつ謎解きゲーム『Rooster 生肖伝』発表。十二支の動物たちと仲違いした鶏が、ひとりの人生を見守りつつ仲直りを目指す

Astrolabe Gamesは1月10日、Sticky Brain Studiosの手がける謎解きアドベンチャーゲーム『Rooster 生肖伝』を発表した。ゲームは日本語表示に対応。2025年第1四半期にリリース予定だ。

パブリッシャーのAstrolabe Gamesは1月10日、Sticky Brain Studiosの手がける謎解きアドベンチャーゲーム『Rooster 生肖伝』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲームは日本語表示に対応する。

本作は、中国での十二支にあたる「生肖(せいしょう)」をテーマとした謎解きゲームだ。暖かみのある、水墨画のような手書き風のグラフィックで描写された中世中国の世界を舞台に、生肖の動物たちと人間の交流が描かれる。

本作の主人公となるのは、生肖の1つに数えられる鶏だ。春節の夜に開かれた宴会で少々浮かれすぎてしまった鶏は生肖の面々の怒りを買い、魔法を得意とする龍によって昔の時代へと飛ばされてしまう。そして飛ばされた昔の時代で「小鳩」という人間に出会った鶏は、小鳩の人生を見守りつつ、生肖の仲間たちとの仲直りし、無事春節を迎えられるよう目指していくのだ。

小鳩の人生を見守る中では、その一生で直面する問題の数々を解決することもある。小鳩への手助けは、さまざまな謎解きやミニゲームをこなすことで進行する。ときには恋愛シミュレーションのような展開も用意されているようだ。なお謎解きにあたってはヒントやスムーズ機能が用意されており、謎解きが苦手な人などにとっても遊びやすくなっているようだ。

加えて各ステージでは、生肖の美徳を反映したギミックが存在するという。鼠は富と財産、牛は勤労などといったような具合だ。ほかにも切り紙や料理などがミニゲームとして遊べたりと、中国文化の描写にはかなり気合が入っている本作。中国文化をまったりと楽しめるかもしれない。

本作を手がけるSticky Brain Studiosは、カナダのトロントに拠点を置くインディーゲームデベロッパーだ。過去にはモバイル向けに着せ替えゲーム『Kimono』やパズルゲーム『Loki’s Castle』などをリリースしていた。『Rooster 生肖伝』は、過去作における東洋風のビジュアル、パズルゲームといった各種のエッセンスを受け継ぎつつ、同スタジオの初となるPC向けのゲームになるようだ。

『Rooster 生肖伝』はPC(Steam)向けに、2025年第1四半期にリリース予定だ。

Daijiro Akiyama
Daijiro Akiyama

ゲームをすることと、ゲームの話をしたり聞いたりすることが同じぐらい大好きです。

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