デベロッパーのDust Gamesは9月20日、最大6人で楽しめるパーティゲーム『Roombattle』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページ表記によると、日本語にも対応予定とのこと。
『Roombattle』は、プレイヤーが自走型の掃除機となり部屋の中でバトルロイヤルを繰り広げたり、ミニゲームを楽しんだりできる見下ろし型視点のパーティゲームだ。掃除機の「ルンバ」にちなんで、邦題は『ルンバトル』という名称になっているようだ。
本作では、最大6人によるマルチプレイが可能。リビングやオフィスなど、さまざまなコンセプトの部屋の中で掃除機を走らせて対決する。掃除機の正面には武器として鉛筆や剣などの尖ったものが装備されており、後部側には各自三つの風船が取り付けられている。武器を相手の風船にぶつけて割ることでバトルが進行し、すべての風船を割られたプレイヤーから脱落していく。最後まで風船を一つ以上装備していたプレイヤーがラウンドの勝者となる。
なお、ラウンドのラスト2名が残ってから一定時間が経過すると、部屋の一部に照明で照らされた円形のエリアが出現し、そこからはみ出していると風船が割れてしまうようだ。また、この円形のエリアは時間経過によって徐々に狭くなっていく。この仕組みによって決勝の対決はスピーディに勝敗が決まりそうだ。
公開されているゲームプレイトレイラーによると、1回のマッチで6ラウンドほど対戦が行われるとみられる。すべてがバトルロイヤル形式というわけではなく、ミニゲームのステージも含まれる模様。たとえば、室内にランダムに降ってくる風船を誰よりも多く割ったプレイヤーが勝ちというものがあるようだ。ミニゲームにはいくつかの種類があり、勝者にはミステリー・スキルというものが与えられるとのこと。この中には、たとえばダブルダッシュと言って2回連続で素早く突進できるアビリティなどが含まれるようだ。
ラウンドでのバトル中にも、アイテムアイコンのようなものが出現し、これに接触すると一時的に特殊な効果が発動する様子。部屋の中には、同じ部屋の別の地点へ素早く移動できるワープホールのようなものが存在する場合もある。いかに他のプレイヤーの風船を割るかだけでなく、パワーアップアイテムやギミックを活かし自分の風船をいかに守れるかも重要になってきそうだ。
本作のデベロッパーDust Gamesは、スペインのバルセロナに拠点を置くインディーゲーム開発スタジオだ。創設メンバー4名は同じ大学の研究チームメイトで、在学中だった2023年にスタジオを創設したとのこと。現在は9名体制でスタジオのデビュー作として、本作『Roombattle』の開発に取り組んでいるという。
『Roombattle』はPC(Steam)向けに配信予定。