『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』本編クリア後には「七英雄との再戦」などやり込み新要素いろいろ。“最強のセーブデータじゃないとクリアできない”新難易度も実装へ


スクウェア・エニックスは10月21日、RPG『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』の最新情報を公開した。本作は、Nintendo Switch/PS5/PS4向けに10月24日に、PC(Steam)版は10月25日に発売予定。

本作は、1993年に発売された『ロマンシング サ・ガ2』のフルリメイク版だ。古の英雄「七英雄」とバレンヌ帝国歴代皇帝たちとの戦いが描かれる作品で、“閃き”や“陣形”など『サガ』シリーズ独自のシステムが特徴。リメイクにあたっては、オリジナル版のドット絵ビジュアルをもとにフル3D化され、イベントシーンはフルボイス対応に。さらに新要素も導入されている。


今回、『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』のクリア後の要素について情報公開された。まずは「七英雄との再戦」である。本編クリア後には、恐妃の都と呼ばれるダンジョンが現れ、ある条件を満たすことで“七英雄の影”と戦うことができる。七英雄の影は元の人間の姿をしており、本編で戦った魔物の姿の七英雄に比べてステータスが格段に上昇。また、おなじみの技に加えて強力な新技も使用してくるという。

七英雄の影に勝利すると、七英雄が使用していた装備を入手でき、それを装備することで専用の技を閃き使用できるようになる。たとえば、ワグナスの「胡蝶の剣」ではアンデッドの敵にクリティカルダメージを与えるロザリオインペールを、ノエルの「紅竜の大剣」では大剣による連続攻撃で敵単体に大ダメージを与える無月散水、スービエの「海皇の槍」なら敵単体に天系統の大ダメージを与える天衣無縫、ロックブーケの「蠱惑の小剣」であれば敵全体にダメージを与え、さらに一定確率で魅了の状態異常にするテンプテーションを閃く。

 


人類共通の敵であるタームとの果て無き戦いも、クリア後の要素として用意される。タームとは、サバンナの地底に生息する白アリのモンスターだ。攻撃的な性格に加えすさまじい生命力と繁殖力をもち、モール族を絶滅寸前まで追いやるなど、すべての種族の脅威となっている。また、かつての七英雄をも恐怖させるほどの強大な力を持つ、タームの女王が完全体となったリアルクィーンも存在する。

本作の本編クリア後には、タームの女王の中の女王「ドレッドクィーン」との戦いが待ち受ける。すべてのタームの祖とされるドレッドクィーンは、タームの最高位に相応しい強靭な肉体と圧倒的な力を持ち、恐怖で世界を捩じ伏せ、全生物の頂点に君臨しているという。ドレッドクィーンは、撃破後も何度でも再戦でき、プレイヤーは撃破ターン数の記録更新を目指すことができる。

 


また、本作には「強くてニューゲーム」も用意される。上に紹介したドレッドクィーンを撃破したセーブデータから、キャラクターのステータスや装備品、アビリティの習得状況、陣形などを引き継ぎ、ゲームを最初から遊ぶことができる要素である。

ドレッドクィーン撃破後にはさらに、新たな難易度「ベリーハード」と「ロマンシング」が解放される。「ベリーハード」は、2周目以降も歯ごたえのある難易度となっており、もう一方の「ロマンシング」は“最強のセーブデータ”を用意しないとクリアできないほどの高難度設定になっているそうだ。序盤の敵とのバトルでも一切気を抜けないという。なお、プレイの途中から「ベリーハード」や「ロマンシング」を選ぶことはできず、また一度難易度を下げるとふたたびこれらの難易度に戻すことはできない。

 


今回このほかにも、インペリアルガードのミネルバやワレンシュタインなどプレイヤーの仲間になるキャラクター、およびプレイアブルではないものの物語に深く関わるキャラクターの情報が公開されている。詳細は公式サイトを確認してほしい。

『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、Nintendo Switch/PS5/PS4向けに10月24日に、PC(Steam)版は10月25日に発売予定だ。また、各プラットフォームでは現在体験版が配信中。体験版では、ゲーム冒頭から七英雄クジンシーとの最初の戦いまでをプレイでき、そのセーブデータは製品版に引き継ぎ可能となっている。