能力改変ダンジョン探索アクション『デバッグヒーロー』発表。敵や自分の各種ステータスを操作、先に有利な状況を作ってからバトルに挑む

Team ETTUは1月13日、『デバッグヒーロー』を発表した。“変数操作能力”を持つ主人公による、ローグライトアクションゲームだ。

デベロッパーのTeam ETTUは1月13日、ローグライトアクションゲーム『デバッグヒーロー』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、ヒーローとしてダンジョンに挑み、魔王を倒すことを目指す作品だ。主人公は“変数操作能力”を持っており、これを駆使したゲームプレイが特徴となる。

*開発初期ビルドでのテストプレイ映像。


『デバッグヒーロー』の主人公は、父親からの独り立ちを目指す女の子。そのために、どの勇者も引き抜くことができなかったという伝説の剣のもとへ向かい、見事剣を引き抜くことに成功。そして“デバッグヒーロー”に選ばれた彼女は、モンスター巣食うダンジョンに挑むこととなる。

本作は見下ろし型視点のアクションゲームとなっており、プレイヤーは剣を武器に敵と戦う。そしてバトルにおいては、変数操作能力を使用可能。加算・減算・乗算の演算子と数値で構成された変数操作カードを使って、主人公や敵の任意の基本ステータスを操作することができる能力だ。

たとえば加算カードを使うと、プレイヤーの攻撃力を高めたり、失った体力を回復させたりでき、減算カードでは敵の攻撃力を弱めたり、体力を削ったりできる。そして乗算カードでは、ステータスを大幅に強化可能。あらかじめ有利な状況を作り出して、戦いに臨むことができるわけだ。

変数操作カードで操作できるステータスには、体力や攻撃力、防御力などがあり、たとえば体力をゼロ以下にしてしまえば、戦うことなく敵を倒すことができる。カードはどういった条件で入手できるのか現時点で情報が公開されていないが、戦略的に活用することが求められるのだろう。また敵には、プレイヤーへの敵対心を表すステータスも存在。変数操作カードで敵対心を失わせると、プレイヤー側に寝返って敵と戦ってくれる。

冒険を通じては特殊な効果を持つアイテムを入手でき、中には変数操作カードでは操作できないステータスを強化できるものが存在する。たとえば、プレイヤーの移動速度を劇的に向上させたり、ボスモンスターの速度をゼロに制限したり、スタン性能のある攻撃ステータスを追加したり。さまざまなアイテムの効果を組み合わせることで、自分だけの戦略を作り上げることができるとのこと。

『デバッグヒーロー』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。2月中旬には体験版の配信も予定されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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