最大4人プレイ対応・ウサギ冒険ローグライク『セフィリア』ぐんぐん人気上昇中。“カバン整理”による奥深ビルド構築と、スピーディなアクションが融合した意欲作
TEAM HORAYは4月3日、ローグライトアクションゲーム『Sephiria(セフィリア)』の早期アクセスを開始した。本作は、さっそく多数のプレイヤーを獲得し人気となっている。

TEAM HORAYは4月3日、ローグライトアクションゲーム『Sephiria(セフィリア)』の早期アクセスを開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、さっそく多数のプレイヤーを獲得し人気となっている。
『Sephiria』は、見下ろし型の2Dローグライトアクションゲームだ。プレイヤーは、聖なる塔の頂にある村に暮らすウサギの主人公となり、未来に訪れる滅びの運命を変えるべく、塔の内部に広がるダンジョンへと挑む。ソロプレイに加え、最大4人までの協力プレイにも対応している。
ゲームプレイは、スピーディで戦術的なアクションが核となる。モンスターの群れに対して、通常攻撃・回避・ガードといったアクションを駆使して応戦。各武器にはMPを消費して放つ特殊スキルが備わっており、MP管理が重要となる。ガードにもMPを消費するほか、回避はクールタイムがあるため、単なる攻撃の連打では立ち行かない。また敵の攻撃にタイミングを合わせてガードすればMP消費を軽減でき、コンボへの布石にもなる。ドット絵のキュートなビジュアルに反して、戦闘は緊張感に満ちた仕上がりとなっている。
探索はランダム生成されるマップを進行しながら塔を下っていく構成だ。各フロアには財宝が眠り、商人とのアイテム取引も可能。非戦闘時は高速移動やマップ上からのショートカット移動にも対応し、攻略テンポは軽快。ロケーションも洞窟や緑豊かな森林など、バリエーション豊かに用意されており、ビジュアル面でも飽きさせないようになっている。

『Sephiria』の最大の特徴のひとつが、“カバン整理”によるビルド構築だ。レベルアップや探索で手に入るアーティファクトは自動攻撃を行うバリスタ、ダッシュで発動するハンマーなど多彩な効果を持ち、配置することで能力が発動。さらに「石板」をカバンに配置すれば、アーティファクトの効果を強化することができる。カバンには限られたスペースがあり、石板の効果範囲やアーティファクト同士のシナジーも考慮しなければならない。単なる装備管理ではなく、パズルのような思考を要するビルド構築が、本作の奥深さを生み出している。
そして、マルチプレイではロビー機能を通じて最大4人での協力プレイが可能。他プレイヤーが揃うまでの待機中には強化設備の利用も可能で、アーティファクトの交換や、ダウンした仲間の蘇生といった要素も搭載。激しい戦闘の中では仲間との連携が重要となり、ソロとは異なる緊張感が楽しめる。

本作は4月3日に早期アクセス配信開始。Steam同時接続数は連日ピーク時の記録を更新しており、本稿執筆時点では最大4827人に達するなど盛況となっている(SteamDB)。ユーザーレビューでも本稿執筆時点で332件中87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得し、順調な滑り出しを見せている。レビューではシンプルながらも丁度良い難易度のアクションや、頭を悩ませるカバン配置スタイルのビルド構築が好評となっているほか、UIを含めた各要素が洗練されているという意見も多く見られた。翻訳のクオリティに関する意見や、マルチプレイでの連携の難しさ、軽微なバグの存在を指摘する声もあるものの、総じて早期アクセス配信開始直後でも奥深いゲームプレイを備えている点が評価につながっているようだ。
本作を手がけるのは、韓国に拠点を置くTEAM HORAYだ。同スタジオは過去に2D横スクロールローグライク『Dungreed』を手がけた実績を持つ。本作では、前作のドット絵やローグライク要素を踏襲しつつ、見下ろし型視点のアクションに挑戦。すでに高い完成度が評価されている一方で、今後のアップデートではマルチプレイの最適化、武器種やアイテムの追加、ランダムイベントやハードモードの実装が予定されており、さらなるブラッシュアップが期待される。
『Sephiria(セフィリア)』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。またリリースを記念して、4月11日までは定価が税込1700円のところを10%オフの1530円で購入できるセールも開催中だ。