パブリッシャーのGamirror Gamesは10月10日、Ultra Piggy Studioが手がけたデッキ構築型ローグライクゲーム『DICEOMANCER』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、はやくも「圧倒的に好評」を得る人気となっている。
本作にてプレイヤーは魚釣りに出かけた主人公となり、道中で現れるモンスターと戦う。カードとサイコロを駆使したバトルや、8コマ/秒で描かれる手描きビジュアルのアニメーションが特徴となっている。
『DICEOMANCER』では、ワールドマップからルートを選択して、バトルやその他のイベントをこなしていく。バトルはターン制で進行し、デッキから引いたカードを使って戦う。カードはあわせて約500種類収録され、攻撃および防御に関するさまざまなステータス・効果をもつものや、特定のカードに影響を及ぼすものなど、多種多様な効果のものがある。
カードはマナを消費して使用でき、そのマナには複数の種類が存在。カードごとに対応するマナの種類が設定されており、カードを消費して保有マナの種類を変えることもできる。敵の特性や次ターンでの行動などはあらかじめ確認することができるため、そうした情報をもとに戦略的にカードを切り、勝利を目指すのだ。
本作の大きな特徴としては、サイコロを使った要素が挙げられる。紫色のマナを使うカードにその要素が存在し、たとえば任意の数値をサイコロの出目と入れ替える効果のカードがある。画面上に表示されているほぼすべての数値に適用でき、運次第ではあるが、敵の体力や攻撃力を下げたり、プレイヤーの別のカードの性能値や残りマナ数、所持金を増やしたりといったことができてしまう。ただし、この能力を使用するとワールドマップにて紫色の霧が発生し、それに飲み込まれないように進んでいかなければならない。
本作は、PC(Steam)向けに10月10日に配信。同時接続プレイヤー数を確認すると、これまでのピーク時には約2300人を記録しており、なかなかの人気ぶりである(SteamDB)。一方Steamのユーザーレビューに目を向けてみると、本稿執筆時点で約540件のうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。
レビューでは、多種多様な効果をもつカードや、複数の種類があるマナのリソース管理要素、そしてリスクがありながらもゲームを大きく変化させられるサイコロを使ったシステムによる戦略性の高さが好評。デッキ構築型ローグライクゲームジャンルでは、人気作『Slay the Spire』をはじめ多数の作品で溢れているが、その中でもユニークな切り口であると評価されている。また、かわいい手描きビジュアルについても人気となっている。
『DICEOMANCER』は、PC(Steam)向けに配信中。体験版も配信されている。