“人間擬態”ガソリンスタンド経営ゲーム『Roadside Research』発表。最大4人プレイ対応、宇宙人だとバレないように真面目に働くステルス労働ゲーム
Oro Interactiveは6月3日、Cybernetic Walrusが手がける『Roadside Research』をSteam向けに発表。本作は宇宙人となり、人間に宇宙人とばれないようにガソリンスタンドを経営するゲームだ。

パブリッシャーのOro Interactiveは6月3日、Cybernetic Walrusが手がける宇宙人ガソリンスタンド経営シミュレーションゲーム『Roadside Research』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年内に配信予定。
本作は、地球にやってきた宇宙人となってガソリンスタンドを経営する作品だ。将来の地球侵略に備えて、人間を調査することが目的である。

『Roadside Research』は、ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは宇宙人となり、ガソリンスタンドで働く。給油はもちろん、併設された売店で品出しやレジ打ちをしたり、商品の発注や店内の掃除をしたりなど、さまざまな仕事が用意。宇宙人ではあるが、普通の人間の店員のようにまじめに働くことになる。
とはいえ、やはり変装はしないと宇宙人であることがバレてしまう。人間らしい服装を着て、人間らしい表情を描いた紙を顔に貼り付けて、人間社会に溶け込むのだ。また、彼らがガソリンスタンドで働く目的は、あくまで人間の調査。接客をしつつ、お客にこっそり忍び寄り、ツールでスキャンしてデータを収集する。そうした変装や行動で、もしお客に怪しまれると疑惑メーターが上昇し、最終的には政府職員が捜査に訪れるという。


営業時間が過ぎ閉店した後には、ガソリンスタンドをアップグレードできる。たとえば、給油設備を追加したり、売店の陳列棚を追加したり配置をカスタマイズしたり。調理設備を導入すれば料理を提供することも可能となる。設備が増えるとプレイヤーの仕事も増えることになるが、収益がアップすると同時に、調査対象の人間がより多く集まることにつながる。
また、人間の調査に関する宇宙人の技術についてもアップグレード要素が用意される。現時点で詳細は不明だが、アップグレードすることで人間のデータの収集と処理がより効率的になるそうだ。宇宙人が装備するデータ収集用のツールや、売店のバックヤードに配置されたデータ処理設備の性能を強化できるのだろう。
本作の開発元Cybernetic Walrusは、ホラーゲーム『ORDER 13』を今年3月にリリースし高い評価を得たスタジオだ。同作は、異形のモンスターが潜む倉庫で、商品の出荷作業をおこなう作品である。ごく一般的な仕事をこなす中に、まったく異なる世界観を取り合わせる手法は、本作『Roadside Research』にも通じるところがある。
『Roadside Research』は、PC(Steam)向けに2025年内に配信予定だ。