『スマブラ』風どうぶつ乱闘アクション『Rivals of Aether II』配信直後からたちまちプレイヤー「1万人超え」の大盛況。戦略深まる新システムで、人気の前作からさらに奥深く


デベロッパーのAether Studiosは10月24日、対戦アクションゲーム『Rivals of Aether II』の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はベータテストでの好評の勢いそのままに、リリース直後からさっそく高い評価を集めているようだ。

『Rivals of Aether II』は動物をモチーフにしたキャラクターたちで戦う対戦格闘アクションゲームだ。本作は、2017年にリリースされた『Rivals of Aether』の続編だ。同作はSteamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得している人気作。本作でも前作同様、動物をモチーフにしたキャラクターたちによる対戦アクションゲームというベースは引き継ぎつつ、ドット絵の2Dグラフィックから3Dグラフィックへとアートスタイルの変化を遂げている。

本シリーズは『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにインスパイアされたプラットフォーム型対戦アクションを採用している。相手にダメージを蓄積させ、ステージからはじきだせば勝利となるシステムだ。『Rivals of Aether II』ではリリース時点で10種類のキャラクターが実装されており、1対1や2対2、デスマッチ形式の対戦モードに加えてトレーニングモードやアーケードモードなどが用意されている。


そんな本作は今年9月のベータテストや10月15日から10月22日まで開催されていた「Steam Nextフェス」での体験版配信を経て、10月24日についに正式リリース。リリース後からさっそくプレイヤーが集まっているようで、SteamDBによれば同時接続プレイヤー数が1万人を突破し、本稿執筆時点でも右肩上がりに上昇を続けている。

またSteamユーザーレビューでも本稿執筆時点で231件中85%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている。3Dグラフィックに変更されたことでアニメーションがよりスピーディでスムーズになったことや、前作から引き続いて採用されたロールバック方式による快適なオンラインプレイに高い評価が寄せられている。

対戦面においては、本作から導入された新システムであるシールドや投げ、崖掴みシステムが対戦における読みあいや立ち回りに深みを与えていると好評。相手の攻撃を防ぐシールドやステージへの復帰の手助けとなる崖掴みなど、追加された要素はどちらかといえば攻めよりも守りの場面で有効なことが多い。お互い高速で技を振り続ける対戦になりがちだった前作に比べ、防御側の選択肢が増えていることを評価する意見が見られる。


また本作に年4体のペースで追加される予定の新規キャラクターたちが、すべて無料で提供されることについても好意的な意見が多く見られた。スキンやカラーなどのコスメティック要素も、プレイを続けることで解放されるコインですべてアンロック可能となっている。

なお本作に向けては今後のロードマップが公開されている。2025年にかけては、ランクモードやトレーニングモードのアップデートが予定されている。またその後も新ステージやストーリーモードの追加、コンソール版のリリースなど、継続的な更新や新たな展開がおこなわれていくようだ。詳細については公式ニュース(英語)を参照されたい。

『Rivals of Aether II』は、PC(Steam)向けに配信中だ。現在リリース記念セールを開催中で、11月7日まで定価から10%オフの税込3060円で購入できる。