パブリッシャーのFireshine Gamesは9月12日、Emberstorm Entertainmentが手がける魔法アドベンチャーゲーム『REKA』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく好評を得ている。
本作は、伝説の魔女の弟子となって旅をする作品だ。巨大なニワトリの脚が付いた歩く家を建てながらのゲームプレイが特徴となる。
『REKA』にてプレイヤーは、一人前の魔女になることを目指す主人公となり、19世紀ヨーロッパをモチーフにした、森や沼地、平原などが広がる田舎を旅する。戦闘要素はなく、探索や資源収集、そして家の建設が主なゲームプレイとなり、道中で出会える村人や師匠の魔女Baba Jagaから与えられるクエストをこなしていく。
クエストにおいては、たとえば指定されたアイテムなどを求めて探索したり、収集した材料をもとに作ったものを利用したりなどの場面が存在。探索するなかでは魔法を駆使することが求められることもある。クエストは村人を助けることにつながるが、一方でイタズラを仕掛けるようなことも可能。そうしたクエストや探索を通じて、家の建設に使える素材や装飾品などを入手できる仕組みだ。
家は、巨大なニワトリの脚部の上に建設する。建築パーツを自由に組み合わせて建物を作り、家具や装飾品、あるいはクラフト用の設備などを配置して、自分好みの家へと仕上げていくのだ。そして歩く家と一緒にまだ見ぬ土地へと旅を進め、家をさらにカスタマイズしていく。
本作は、PC(Steam)向けに9月12日に早期アクセス配信が開始され、さっそく同時接続プレイヤー数はピーク時2000人以上を記録(SteamDB)。また本稿執筆時点で、ユーザーレビューでは約170件のうち85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。レビューでは、スラヴ民話を取り入れた雰囲気ある世界観や、直感的な建築システム、美しい環境のビジュアルなどが好評。一方で、コンテンツの幅やボリューム、また最適化の面などで不満の声も聞かれる。この辺りは、今後開発が進められるなかでの改善が期待されるところだろう。
本作の今後の開発ロードマップとしては、まず9月末にバグ修正や最適化などが実施予定。そして10月には最初の大型アップデートが配信され、その後も新たなエリアやクエスト、アイテムなどのコンテンツの追加、およびストーリーの拡充などがおこなわれていく計画となっている。正式リリースは2025年内に予定されている。
『REKA』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。