アイテム屋経営&アクションRPG『ルセッティア』リマスター版発表。ダンジョンでアイテムを仕入れて販売する借金返済生活、人気作が美しく生まれ変わる
ゲーム制作サークルのEasyGameStationは12月30日、『ルセッティア HD-Edition』を開発中であることを明らかにした。2025年発売予定で、対応プラットフォームは未発表。
本作の詳細はまだ発表されていないが、2007年に頒布され、のちにSteam向けにもリリースされた経営シム&アクションRPG『ルセッティア 〜アイテム屋さんのはじめ方〜』のリマスター版となるようだ。
オリジナル版である『ルセッティア 〜アイテム屋さんのはじめ方〜』は、RPGの世界でアイテム屋さんになるゲームだ。主人公のルセットは、ひょんなことから多額の借金を抱えてしまう。そして、取り立てに来た妖精ティアからの提案を受け、借金を返済するためにアイテム屋を始めることとなる。
アイテム屋で販売する商品には、飴玉から伝説の武器防具まで500種類以上のアイテムが収録されており、ダンジョンを探索したり、市場などで購入したりして仕入れる。ダンジョン探索はアクションRPG形式になっており、仲良くなった冒険者に同行を依頼し、敵と戦ってもらいアイテムを拾っていく。冒険者には、剣士や盗賊、魔法使い、弓使いなど、多種多様な職業のキャラクターが登場する。
仕入れたアイテムは、アイテム屋に陳列して販売する。販売価格は自由に設定でき、良心的なお店になるも、ぼったくり店になるもプレイヤー次第。お客とは価格交渉をおこなう場合もあり、折り合わなければお客は帰ってしまう。そうしてお金を稼ぎ、毎週やってくる返済日に指定金額を納めることを目指し、支払えなければゲームオーバーだ。
本作のオリジナル版は、ちょうど17年前のコミックマーケット73にて頒布され、その後一般販売が開始。また2010年には、英語対応版としてPC(Steam)向けにもリリースされ、それから1か月で2万6000本を売り上げたという。Steamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約6300件のうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。海外からの人気も高く、今回の発表に対しては多くの反響が寄せられている。
開発元EasyGameStationは、昨日まで開催されていたコミックマーケット105に出展し、これにあわせて『ルセッティア HD-Edition』を発表。会場でも開発中であることを告知していたようだ。ゲームの詳細は未公表であるが、公開されたスクリーンショットでは、ワイド画面化され、またビジュアルがアップグレードされていることがうかがえる。
『ルセッティア HD-Edition』は、2025年発売予定。対応プラットフォームやリマスターの内容など、詳細は今後発表されるだろう。また、オリジナル版『ルセッティア 〜アイテム屋さんのはじめ方〜』はPC(Steam)などで販売中だ。