国境なき対テロ特殊部隊の戦い描くタクティカルFPS『Rainbow Six: Siege』、今後「日本の特殊部隊の隊員」がプレイアブルキャラとして参戦か
Ubisoftは、タクティカルチームFPS『Rainbow Six: Siege』の2016年度におけるアップデート計画を公表した。『Rainbow Six: Siege』は12月1日にリリース予定となっており、2016年は1年間を4シーズンに分けて様々なコンテンツが提供される見通しだ。このアップデート計画にて、2016年10月からのシーズン4にて「日本の特殊部隊出身」のプレイアブルキャラクターが参戦する可能性が浮上している。
「SAT」か「SFGp」か
『Tom Clancy’s Rainbow Six』シリーズは、1998年から続くタクティカルFPSゲームである。特殊部隊出身者など世界中のエキスパートによって結成された国境なき対テロ特殊部隊「レインボー」の戦いを描くタイトルで、一発のダメージが大きいといったリアル寄りの調整や、チームワークで戦う戦略的なゲームデザインが魅力となっている。最新作『Rainbow Six: Siege』はマルチプレイヤーモードに重きを置いた作品であり、プレイヤーは6vs6でテロ集団と対テロ部隊に分かれて戦ったり、最大6人のプレイヤーで協力してAI操作のテロリストたちと戦ったりする。
各国の特殊部隊出身者は「オペレーター」として「レインボー」部隊に参加しており、プレイヤーは様々なアビリティや装備を持つオペレーターから使用したい者を選択することができる。そしてどうやら2016年10月からのアップデートにて、日本の特殊部隊出身者2人が使用可能となるようだ。2016年には合計4種類の新規マップと8人のオペレーターが追加される見込みで、1シーズンにつき一つの新マップと二人のオペレーターが登場すると見られている。この4シーズンはそれぞれテーマとなる国旗が示されており、2016年10月からのシーズンには日本の国旗が掲げられている。
日本の対テロ特殊部隊と言えば、まず多くの人が思い浮かべるのは「SAT」こと「Special Assault Team(特殊急襲部隊)」だろうか。一方で世界規模のテロ対策部隊となれば、陸上自衛隊下に位置する「SFGp」こと「JGSDF Special Forces Group(特殊作戦群)」の経歴を持つ人物が参戦してもおかしくはないだろう。どちらにしても、D3 PUBLISHERがSHIMPLE2000シリーズのひとつとしてリリースしていた『THE 日本特殊部隊~凶悪犯罪列島24時~』を除けば、日本の特殊部隊がゲームに出演するのは極めて稀な事例となるはずだ。
『Rainbow Six Siege』へは、すでにイギリスの「SAS」、フランスの「GIGN」、アメリカの「FBI SWAT」、ドイツの「GSG 9」、そしてロシアの「スペツナズ」の参戦が明らかにされている。
なお今回の発表では、追加マップやゲームモードが無料で全ユーザーに公開される一方で、オペレーターや武器スキンを購入できるインゲーム通貨「Renown」と、マイクロトランザクションに用いる「R6 Credit」の存在も明らかにされている。