監獄島サバイバル『SCUM』とうとう正式リリース、「250回以上」のアプデを経て。しかし開発はまだまだ続く

Gamepiresは6月18日、オープンワールド・サバイバルゲーム『SCUM』を正式リリースした。約7年間の早期アクセス配信が続けられてきた作品だ。

デベロッパーのGamepiresは6月18日、オープンワールド・サバイバルゲーム『SCUM』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。約7年間の早期アクセス配信を経て、ついに正式リリースされた。

本作は、最大64人でのオンラインマルチプレイに対応するPvPvEゲームだ。終身刑の囚人となったプレイヤーは、リアリティショーの企画として広大な監獄島に送り込まれ、過酷なサバイバル生活を送る。

『SCUM』の舞台となるのは、アドリア海に浮かぶ225平方kmの広さを持つ架空の島だ。自然豊かな森や山岳地帯が広がり、また集落や都市、軍事施設、放射能汚染地域などが点在。さらに、とある実験の失敗によって生まれたモンスターやアンデッドの囚人、そしてほかのプレイヤーといった敵も存在する。そんな危険な島で、プレイヤーはソロあるいは仲間とチームを組んでサバイバルする。

本作は、各種ビタミンやミネラルの摂取バランス、体温をモニタしたり、代謝や排泄が表現されたりといった、キャラクターの細かな身体管理要素が特徴。また、素材を集めて武器やツール、シェルターなどをクラフトできることはもちろん、そうしたアイテムをメンテナンスすることも重要となる。

本作は、PC(Steam)向けに2018年8月に早期アクセス配信が開始。それから250回以上のアップデートが配信され、ゲームコンテンツやシステムの拡充、ゲームプレイの改善などが進められてきた。ほぼ安定して1万人前後の同時接続プレイヤー数を記録する人気を得ており、これまでに300万本以上を売り上げているという。

今回の正式リリースにあわせて配信された大型アップデートでは、まず島のマップが再構築された。基本的な構造はそのままに、新たな自然環境の追加や、よりリアルな表現を実現するシステムの導入などがおこなわれている。また、新たな種類のバンカーが追加。島中に点在しており、キーカードを入手して入ると戦利品を獲得できる。

このほか、島を巡回する武装NPCや、水上飛行機・トラクターなどの乗り物の追加、武器のテクスチャやアニメーションの刷新、カスタムクエスト作成機能の導入、その他QoLの改善やバグ修正などもおこなわれている。詳細はパッチノートを確認してほしい。


なお本作は今後も開発が続けられ、今年の第3四半期にはNPCのアップグレードやアーマーの改修、新規のクエストや病気の導入などが計画。また第4四半期には、ハンターNPCの追加やインベントリシステムの改修、新規の武器やアイテムの追加などを予定しているとのことだ。

『SCUM』は、PC(Steam)向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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