最大20対20ケモノ大規模シューター『Wild Assault』早くもブームの兆し。スカンクの毒ガスやアナグマの穴掘りなど炸裂しまくる、混沌どうぶつ乱闘
Combat Cat Studioは4月11日、チーム対戦型TPS『Wild Assault』の早期アクセス配信を開始した。リリース直後から好調なスタートを切っているようだ。

Combat Cat Studioは4月11日、チーム対戦型TPS『Wild Assault』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、日本語表示にも対応している。本作はリリース直後から好調なスタートを切っているようだ。
本作は獣人たちが戦う三人称視点のヒーローシューターだ。Unreal Engine 5で描かれる大規模なフィールドを舞台に、20対20人での対戦に対応。動物の身体能力を活かし戦場を駆け回り、個性的なアビリティで戦況を動かすことが可能だ。仲間と連携し、勝利をめざして争うこととなる。
『Wild Assault』の舞台は、動物が擬人化した獣人たちが住む世界だ。キツネやオオカミ、パンダなど多様なスタイルと背景を持つ獣人ヒーローがそれぞれの思惑を胸に、世界中から同じ戦場に集結。各ヒーローはもととなった動物と密接に関係した能力を持っており、個性を活かしながら戦うことになる。
本作で選べるヒーローは全10種類。動物によってバランス・タンク・スリムなど体型が分かれており、体力やスピードが異なっている。また、ダッシュ時は4本足で素早く移動が可能だ。各ヒーローはユニークなアビリティを持っており、たとえばウサギならハイジャンプが、スカンクなら毒ガス爆弾を射出することができる。また「シグネチャー」という必殺技を使えば、突進で敵を吹き飛ばしたり、地面に“穴”を掘って潜伏や味方のリスポーン地点に利用したりなど、強力な効果で戦況をひっくり返すことも可能。動物の能力を活かしたユニークな戦い方ができるのが本作の特徴だ。


現時点でのゲームモードは攻撃側と防衛側に分かれて5つの拠点を押し合うレイドと、3つの拠点を占領するコンクエストの2つが存在。広大な戦場で大規模戦闘が展開される。隠密行動や回復が得意なキャラもいるため、ただひとりで敵を倒すだけでなく、いかに仲間と連携するかが勝利へのカギとなる。
また戦闘を繰り返すことで経験値が貯まり、新たな武器やスキルポイントがアンロックされる。3種のスキルツリーにポイントを割り振ることで、自分の戦闘スタイルに合わせた強化が可能だ。獣人のキャラクターデザインやヒーローシューター的なスキルシステム、大規模な戦闘、スキルのカスタマイズなど、さまざまな要素が盛り込まれた対戦ゲームとなっている。

本作は4月11日に早期アクセスを開始し、Steamでは本稿執筆時点で同時接続プレイヤー数が2274人を記録(SteamDB)。ユーザーレビューでは845件中76%が好評とする「やや好評」となり評価ではわずかに苦戦しているものの、プレイヤーベースでは好調な滑り出しを見せている。レビューでは主にヒーローシューター的な要素を含みつつも、強すぎないアビリティや人数の多さでカジュアルに楽しめるゲームバランスが好評。大規模戦ゲームとして、『バトルフィールド』シリーズになぞらえる意見も見られる。またUE5で描かれるグラフィックや獣人のキャラクターデザインなども好評となっている。
一方で本作は早期アクセス配信開始直後ということもあってか、通信ラグの問題や、チーターの存在を指摘する声などもあり、運営面では課題もある様子。日本語ユーザーからは翻訳品質の粗さも指摘されており、フィードバックを受けて今後どのように改善されていくかも注目されるところだろう。
なお、本作の早期アクセスは約12~18か月を見込んでおり、2026年第2四半期から第3四半期にかけての正式リリースを予定している。早期アクセス中は新たなキャラクターや武器などの新規コンテンツを追加予定で、それに合わせて徐々に価格を引き上げていく予定とのことだ。

本作を手がけるのは、香港に拠点を置くCombat Cat Studio。FPSやTPSが大好きだというメンバーで構成されており、同時に動物の擬人化である「ファーリー」の愛好家でもあるようだ。『Wild Assault』はデビュー作であり、シューターと獣人への情熱が詰め込まれた作品となっている模様。キャラクターデザインやカジュアルな大規模戦TPSに興味のある人はチェックしてみるのもいいだろう。
『Wild Assault』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。また、リリースを記念して4月26日までは定価税込2140円のところを10%オフの1926円で購入できるセールも開催中だ。