『ひゅ~ストン』『王だぁ!』Wii・3DS活躍ゲーム会社ポイソフトがなんと7年ぶりに新作発表、Steamでリリースへ。独特「ブリッジ視点」の宇宙艦隊指揮ゲーム
本作では、ブリッジで各担当からの報告を受け取り、「観測 → 判断 → 命令」のサイクルで艦隊を動かすという。本作ではあくまで艦隊を指揮することが目的。

ポイソフトは12月8日、『Bridge Orders — アウトリムの亡霊艦隊』を発表。12月15日に早期アクセス配信開始すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は1200円を予定。
『Bridge Orders — アウトリムの亡霊艦隊』は、SFストラテジーゲームだという。舞台となるのは、銀河平和連邦アウレリア・コンコルディアの辺境アウトリム星域。この辺境駐屯地で、不可解な戦艦撃沈事件が相次いで発生していた。量子物理学者でありレーダー研究者でもあるムー・グリフィスは、AO作戦において量子干渉波(Quantum Interference Waves、QIW)技術の有効性を証明したことで特務戦艦「サンサーラ」の艦長に抜擢される。艦長として、敵と対峙しつつ真実を見つけ出すのだ。


本作では、ブリッジで各担当からの報告を受け取り、「観測 → 判断 → 命令」のサイクルで艦隊を動かすという。一般的には、こうしたジャンルのゲームは艦を操縦することが多いが、本作ではあくまで艦隊を指揮することが目的のようだ。また本作では見えない敵もいるという。量子干渉波によってのみ観測できる敵「亡霊艦隊」と、戦っていくとのこと。この亡霊艦隊はQIWでのみ観測可能。撃つべき対象とタイミングを決めるのだ。一方でQIWを扱えるのは、レミィ・キリシマのみ。レミィをどう守りどう酷使するのかも重要になるとのこと。


早期アクセス配信を選択した理由として、ポイソフトはフィードバックを得ることを重視したとコメント。早期アクセス版では、全10話規模で構想しているストーリーキャンペーンのうち、エピソード1〜3をプレイすることができるという。早期アクセス期間は半年を予定しているそうだ。
ポイソフトは、福岡に拠点を置くゲーム会社だ。特に注目を集めたのはWii/ニンテンドー3DS時代。ダウンロードゲームとして『王だぁ!』シリーズや『ひゅ~ストン』シリーズを展開。そのほか『ボクも世界を救いたい』や『タケヤリマン』など、規模は小さいながらもアイデアあふれたゲームをリリースし、一部ユーザーから支持されていた会社だ。


一方で2018年3月の『ポイソフトのズン ~アツいトランプ~』を最後に、自社ダウンロードゲームのリリースは途絶えていた。その後表だった活動報告はなかったものの、最近では『終天教団』の開発に参加していることを公式ブログで報告。そしてこのたび、『Bridge Orders — アウトリムの亡霊艦隊』を仕込んでいることが明らかになった。
『Bridge Orders — アウトリムの亡霊艦隊』はこれまでの作品とはまた異なる作風であるものの、「艦を操縦するのではなく、指揮をする」といったコンセプトなどを踏まえても、ポイソフトらしいアイデアあふれるゲームに仕上がっていることだろう。
『Bridge Orders — アウトリムの亡霊艦隊』は、12月15日にSteamにて早期アクセス配信予定だ。
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