デンマークでPlayStationと献血団体が協力 献血をすると『Bloodborne』が手に入る

PlayStation Denmarkとデンマークの献血団体GivBlodは、『Bloodborne』などのPlayStation 4向けゲームが手に入る献血プロモーションキャンペーンを実施する。現地時間の3月23日、首都であるコペンハーゲン市内にて開催される予定。『Bloodborne』は血まみれになりながら戦う3Dアクションゲームであり、そんな作品が献血団体と協力するのは非常にユニークだ。

 


血を捧げて血を浴びるゲームを貰う

 

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今回のキャンペーンは、イベント会場にて献血する、あるいは数日前にすでに献血をした者は献血登録をしておくことで参加できる。参加者はダイスを振り、出目によって『Bloodborne』などのPlayStation 4向けタイトルが贈られる。国内では3月26日から数量限定で販売される「Bloodborne Limited Edition」と同じものと思われる、特別な『Bloodborne』製PS4も景品として登場する。

『Bloodborne』は、フロム・ソフトウェアが今月26日に発売する3Dアクションゲームだ。『Demon's Souls』を生みだした宮崎秀高氏が開発チームを指揮しており、敵の返り血を浴び攻撃することで体力が回復する「リゲイン」システムが特徴となっている。「血の意思」や「血晶石」といった要素、そしてタイトルにも「Blood(血)」があるように、ゲーム全体が血のイメージに覆われた作品だ。

このほか、献血を支援する画像を撮影し、ハッシュタグ「#GivblodforBloodborne」をつけてInstagramに投稿するキャンペーンも実施される。弊社のデンマーク人スタッフに確認したところ、デンマークでは特に男性が献血に参加しない背景があり、社会問題として取り組んでいるという。やや過激に見えるかもしれない今回のキャンペーンだが、きっと『Bloodborne』は若者や男たちのハートをつかみ、献血させるだろう。

 

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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