Blizzard Entertainment(以下、Blizzard)は11月9日、チーム対戦型FPS『Overwatch』を期間限定で無料プレイ可能にする旨をアナウンスした。無料期間は日本時間の11月19日午前4時から11月22日午前9時まで。PC/PlayStation 4/Xbox Oneすべてのプラットフォームが対象となっている。無料プレイ版のダウンロードには、PlayStation 4版ではPlayStation Plus、Xbox One版ではXbox Live ゴールドへの加入が必要となる。PC版ではBattle.netにてアカウント登録をすれば参加可能だ。
無料プレイ中は22体のヒーローと13種のマップすべてを試すことができる。レベルアップおよび各種コスメアイテムが含まれるルートボックスの取得も通常通り可能であり、無料プレイ後に有料版を購入した際は各種データが引き継がれる(無料プレイ版と有料版を同じプラットフォームで購入した場合に限る)。ゲームモードとしてはランクマッチがロックされるが、そのほかのクイックプレイ、AI対戦、カスタムゲーム、ウィークリーバトルはプレイ可能だ。
『Overwatch』は今年9月にも無料プレイ期間を設けていたが、その際はPlayStation 4/Xbox Oneのみが対象となっていた。今回はPC版も対象ということで、様子を見て購入を控えていたPCゲーマーにとっても本作を試すよい機会となるだろう。ただし先日BlizzCon 2016で発表され、11月7日にPC版のパブリックテスト環境(PTR)にて公開された新ヒーローのソンブラ、アーケードモード、新マップ「Echo Point: Antarctica」は製品版には実装されていないため、無料プレイ版で試すことはできない。
パブリックテストに関する11月7日のパッチノートでは、ソンブラ、アーケードモード、新マップ「Echo Point: Antarctica」に加えて、日本時間の12月1日より開始されるランクマッチのシーズン3に関する変更点が記載されている。シーズン2ではBlizzardが想定していた以上のプレイヤーがゴールドおよびプラチナレーティングを得てしまったため、人口分布のバランスを整えるべくレーティングシステムに調整が施される。結果的にシーズン2よりもレーティングが下がるプレイヤーが増えることになる。
パブリックテスト期間中には各ヒーローのバランスが頻繁に調整される予定であり、最新の調整内容は公式フォーラムにて更新される。いずれも製品版に適用されることが確定した最終調整ではないが、現時点では各ヒーロー個別の仕様調整のほか、アルティメットの仕様について、トールビョーンのタレットやシンメトラのテレポーターなど「非プレイヤー」へのダメージではアルティメットがチャージされない点や、全ヒーローのアルティメットコストを25%増加させる旨が記載されている。なお先日報道されたシンメトラの大幅改変に関しては今回のパブリックテストには含まれない。