鳩のひたすら求愛飛行ゲーム『Pigeon: A Love Story』Steam版発表。「実寸大の東京やロンドン」などの上空を飛び、数百万羽の中から運命の相手を探す

Wristworkは9月19日、鳩シミュレーションゲーム『Pigeon: A Love Story』のPC(Steam)版を発表した。

デベロッパーのWristworkは9月19日、鳩シミュレーションゲーム『Pigeon: A Love Story』のPC(Steam)版を発表した。2026年第1四半期に配信予定。

本作は、鳩となって実在都市の上空を飛び、数百万羽の中から運命の相手を探す作品だ。かつてモバイル版がリリースされていたことがあり、今回PC向けにリメイクされる。

『Pigeon: A Love Story』には、ロンドンやニューヨーク、東京などのステージが収録。シンプルなビジュアルではあるが、実際の各都市が実寸大で再現されているという。ちなみに、先述したモバイル版では「Maps SDK for Unity」を活用し、地図データをもとに生成されたロンドンが収録されていた。PC版ではステージが追加されたほか、マップの3Dモデルがより精細に描画されているようだ。

そして各都市の上空には、数百万羽の鳩が飛んでいる。プレイヤーも鳩となり、その中から運命の相手となる1羽を探し出すことが目標だ。プレイヤーの鳩は求愛行動として鳴くことができ、それに対してほかの鳩からは「今忙しいから」「友達のままの方が良いと思う」「後で折り返すわ」「どちら様でしたっけ」など、お断りの言葉が返ってくる。それでもめげずに探し続けるのだ。

開発元が本作を「Needle-in-a-haystack sim」と述べているとおり、数百万羽の中から特定の1羽を探すことは途方もない作業となるだろうが、もともと実験的な作品として企画された経緯がある。なお、プレイヤーの鳩の鳴き声が届いた鳩は黒色から赤色に変わるため、ある程度二度手間は避けられる。またマップ画面では、ステージをグリッド状に分割して、エリアごとの進捗を確認することが可能だ。

本作は、オンラインでの2人マルチプレイにも対応する。マルチプレイモードでは、一緒に協力して、あるいは競争して運命の1羽を探したり、お互いを探し合ったりして楽しめるという。このほか、ゲームを自動でプレイさせるパッシブモードも搭載。鳩が飛ぶ様子をのんびり眺めて楽しむことができる。

『Pigeon: A Love Story』は、PC(Steam)向けに2026年第1四半期に配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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