開発期間5年・野心作アクションRPG『フィルナーの伝説』来年1月15日発売へ。“初RPGの感動の再体験”を掲げる、懐かしくも新しい冒険

Another Indieは12月19日、アクションRPG『Philna Fantasy(フィルナーの伝説)』を、2026年1月15日にPC(Steam)向けに発売すると発表。本作はシングルプレイ専用のアクションRPGだ。

パブリッシャーのAnother Indieは12月19日、アクションRPG『Philna Fantasy(フィルナーの伝説)』を、2026年1月15日にPC(Steam)向けに発売すると発表した。あわせて最新トレイラーも公開されている。ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Philna Fantasy』は、90年代RPGの遊び心地を土台に、現代的なアクション性や成長システムを組み合わせたシングルプレイ専用のアクションRPGである。舞台は、魔法が息づく大陸「ヴォラント」。プレイヤーは、異世界から来た冒険者としてこの地に不時着し、世界を蝕む存在「Void(虚空)」の異変と、大陸に隠された真実へと迫っていく。旅の途中では、敵との戦闘だけでなく、住民たちから依頼を受ける場面もあり、そうした関わりを通じて、この世界の歴史や出来事が少しずつ浮かび上がっていく構成だ。

本作の戦闘は、リアルタイム制のアクションを採用している。単に攻撃を繰り返すだけではなく、敵の挙動を見極めて回避し、好機を逃さず反撃に転じる立ち回りが重要となる設計だ。プレイヤーは4つのクラスからキャラクターを選択可能。近接攻撃で押し切る狂戦士、遠距離から安定した攻撃を行うレンジャー、魔法によって戦場を制御するエレメンタリスト、機動力を活かして敵を翻弄する影刃者といった具合に、クラスごとに明確な個性が与えられている。また各クラスには専用のスキルツリーが用意されており、装備やスキルの組み合わせ次第で、プレイヤー独自のビルドを構築できる点も特徴だ。加えて、難易度設定も4種類用意されており、好みに応じて手応えを調整しながらプレイできる。

探索面では、大陸各地にダンジョンが用意されており、戦闘をこなしながら奥へと進んでいく。道中では、パズルや仕掛け、隠し部屋といった要素が配置されており、周囲を観察しながら進むことで、装備や素材を入手できる場面もある。敵を倒すことで得られる装備や素材は、キャラクターの成長に活用可能だ。武器や防具の作成・強化、ポーションの調合といったクラフト要素が用意されており、探索や戦闘で得た成果が、そのまま戦力の底上げにつながっていく仕組みとなっている。

さらに、本作独自の要素として魔法ベルトシステムが導入されている。モンスターなどから入手できる魔法カードをベルトに装着することで、攻撃力の強化や探索効率の向上など、さまざまな効果を得られるという。カードの組み合わせ次第で戦い方や立ち回りが変化するため、ビルド構築の幅を広げる要素となっている。また、冒険にはペットも同行し、戦闘を補助したり、宝探しを手助けしたりと、探索面でも役立つ存在として描かれている。

本作は、デベロッパーのSailike Gameが約5年にわたって開発を続けてきた作品だ。開発期間中にはデモ版が公開され、「Steam Next Fest」への出展や複数回のアップデートを通じて、操作感やゲームバランス、不具合の修正などが継続的に調整されてきた。プレイヤーから寄せられたフィードバックを反映しながら改良を重ねてきた経緯もあり、そうした積み重ねを経て、正式リリースではどのような完成形を見せるのか注目されるところだ。

『Philna Fantasy(フィルナーの伝説)』は、PC(Steam)向けに2026年1月15日リリース予定。ゲーム内は日本語表示に対応予定。現在デモ版が配信中。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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