Red Nexus GamesとIndieArkは8月27日、『Peglin』をSteamにて正式リリースし、あわせてNintendo Switch版の配信を開始した。Nintendo Switch向けには『ペグリン』として配信されている。価格は税込2300円となる。なお本作はPS/Xbox向けにも発売が予定されている。ゲーム内は日本語に対応している。
『Peglin』はパチンコを題材としたゲームだ。厳密にいえば落ち物ゲーム『Peggle』に、ローグライク要素をかけ合わせた作品である。本作では、ドラゴンによって迫害されてきた種族であるPeglinたちが、反旗を翻し財宝を取り戻すことを目指す。
戦闘は、画面上側に表示されたRPG風の画面と、その下のパチンコによって展開される。プレイヤーはまず弾(オーブ)を打ち出し、パチンコを見守る。オーブが釘(ペグ)に当たれば当たるほど、画面上で待つPeglinの攻撃力が上がるのだ。ペグにはさまざまな種類があり、上手く当てるとクリティカル攻撃を繰り出せるものや、消えてしまったペグを復活させるもの、壊すとPeglinが全体に爆弾攻撃を仕掛けられるものなどが存在する。パチンコ要素にローグライク要素がかけあわさっており、リプレイ性の高いゲームに仕上げられているわけだ。
バージョン1.0になったことで、コンテンツもいろいろと追加されている。目玉となるのは、いわゆるアセンションともいえる転生レベル要素のCruciballに17-20レベルが追加。より手強くなった敵、厳しくなった冒険が待ち受ける。エンドコンテンツが強化されたわけだ。また森エリアにおけるミニボスが追加。レアリリックも追加されたほか、既存の要素のテコ入れおよびバランス調整が諸々実施されている。プレイフィールが大きく変わるような変化ではなく、順当にゲームを進化させるアップデートといえる。詳しくはSteamニュースのパッチノートを参照してほしい。
開発チームは、『Peglin』をNintendo Switchでリリースすると決めることで、正式リリースに踏み切ることができたとコメント。2019年のゲームジャムから生まれた作品が、ここまで大きくなったことは感激だと、ユーザーに感謝を述べている。正式リリースを果たすものの、今回のアプデが終わりというわけではないともコメントしており、無料アップデートで今後いろんな要素を追加していくと締めた。
人気ゲーム『Peggle』にローグライクをかけあわせ、ローグライク・パチンコとして名を馳せた本作。Steamでは1万件以上のレビューが寄せられ、好評率81%の「非常に好評」ステータスになっている。早期アクセス配信時には底の浅さなども指摘されていたが、ユーザーの声を聞くことでゲームに深みを与えるアップデートを続け、ここまでこられたのだろう。
『Peglin』はPC(Steam)/Nintendo Switchで配信中。価格は税込2300円となる。本作はPS/Xbox向けにも発売が予定されている。また、iOS/Android向けにも基本プレイ無料版が配信中だ。