最大4人協力・ドタバタ山登りゲーム『PEAK』ぐんぐん人気伸ばし、流行の兆し。今なら545円

Aggro CrabとLandfallは6月17日、『PEAK』をリリースした。対応プラットフォームはPC（Steam）。本作はさっそく多くのユーザーがプレイしており、盛況であることがうかがえる。

『PEAK』は、一人称視点のクライミングゲームだ。舞台となる神秘的な島（a mysterious island）を脱出するため、プレイヤーは島の中心にそびえる山に登ることとなる。本作はソロプレイのほか、フレンドを招待しての最大4人プレイにも対応している。

本作の山には4つの異なるバイオームが存在しており、それぞれに命がけの障害が存在。それらを超えて山頂を目指すことが主なゲームプレイとなる。岩登りではスタミナを消費し、スタミナが切れると落下してしまう。怪我をすると、スタミナの上限が低下し、登山の難易度が一層上がっていく。

マルチプレイにおいてはサポートとして、仲間を上から引き上げたり、ロープやスパイクを設置することが可能。自身のスタミナを管理しつつ、仲間のケアも適宜行っていくことが重要だ。なお、ゲーム内ボイスチャットも実装されているため、直感的に仲間とコミュニケーションを取ることができるだろう。

本作の大きな特徴として、ゲーム内マップである島は24時間ごとに変化。一日ごとに新たなレイアウトを楽しむことができるだろう。プレイした実績に応じて、バッジやスキンも開放されるため、繰り返し遊ぶことのできるゲームデザインとなっている。

本作はリリース以降、同時接続プレイヤー数がうなぎ上りに増加しており、記事執筆時点で約1万人のプレイヤーが遊んでいる（SteamDB）。小規模開発と見られる新作ながら、初動からかなりの盛り上がりを見せているわけだ。ユーザーレビューにおいても244件のレビューが寄せられ、そのうち93％が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。

本作のバイオームはツタの生い茂る森林から火山まで、種類によってがらりと異なる様相であり、戦略も変化。また先述したとおり24時間ごとに変化を見せるリプレイ性の高さも備えている。とはいえ定価は税込880円、かつ現在はセール価格の税込545円で販売中。安価な作品ながら、濃い内容のゲームプレイに高い評価が寄せられている。また可愛らしいアートデザインとは裏腹に落下して怪我をするといったシビアな要素も存在。ハプニングが発生したり、多彩なアイテムで試行錯誤したりと、フレンドとわちゃわちゃ遊ぶことのできる懐の広さが好評だ。ゲーム内ボイスチャットも相まって、仲間とのコミュニケーションを促すゲームデザインになっていることが好評の理由だろう。

なお本作の開発を手がけるのは、Landcrab。ヤドカリソウルライク『Another Crab’s Treasure』を手がけたことで知られるAggro Crabと、物理演算大規模戦シム『Totally Accurate Battle Simulator』などを手がけたLandfallからなるタッグチームだ。実績ある両チームが合作として生み出した協力プレイ対応ゲームがさっそく人気を博しているかたち。フィードバックも募られており、さらなるブラッシュアップなど今後の展開も注目される。

『PEAK』はPC（Steam）にて配信中。6月24日まで定価の38％オフとなる税込545円でセール中だ。