7ドルでは高過ぎる?『PAYDAY 2』最新DLCにプレイヤーの冷たい反応。「Crimefest」のわだかまりはいつ消えるのか


Overkill Software(以下、OVK)はアクションRPG『PAYDAY 2』の有料DLCとして、「Goat Simulator Heist」を1月14日(日本時間では1月15日を予定)に配信する。

今年最初の追加コンテンツとなる「Goat Simulator Heist」は、その名のとおり、Coffee Stain Studiosが開発した斬新かつそのユニークさで大きな話題を呼んだ“ヤギ・シミュレーション”ゲーム、『Goat Simulator』とのコラボ作品となっている。YouTubeに公開されているデモ・ムービーも、普段は背広に身を包んだスタイリッシュな強盗たちが、ヤギに翻弄され泥か糞か分からぬ汚れにまみれた、いつもと一味違う内容だ。

新Jobに新武器も、マスクも追加される本DLCだが、欧米プレイヤーの反応は今ひとつ……というよりかなり否定的な声が目立っている。理由のひとつはその値段にある。『Goat Simulator』はSteamのウィンターセールで購入すればたったの3ドル(定価9.99ドル)だったが、そのコラボコンテンツが7ドルするのは高過ぎる、というわけだ。

また、Redditの該当スレッドやTwitter上には、「エイプリルフールに出すべきだろう」「(Fで始まる)4文字でしか言いようがない」「失望した」など、配信前からなかなか辛口のコメントが並んでいる。

ユーザーの辛らつな反応は何も値段だけが原因ではない。その背景には2015年10月に実施されたアップデート「Crimefest」が関係していると、海外サイトEurogamerは述べている。10日間にわたり新要素が順次発表された「Crimefest」だが、そのひとつにマイクロトランザクション、俗に言う“課金ガチャ”によるスキン導入を含んでおり、批判が殺到したことはプレイヤーであれば記憶に新しい。特にOVK社は過去に同システムを「PAYDAY2では採用しない」と明言していただけに、裏切られたと感じるファンは多かった。騒ぎの大きさにOVK社は即座に対応と謝罪を行ったこともあり、次回のアップデートは無料配信になることをユーザーは期待していた、とも報じている。

しかし、ユーザーの反応は否定的なものだけでは決してない。Twitter上ではヤギと強盗達の可愛いイラストや、コラ画像を公式アカウントにリプライするなど、愛すべき“バカゲー”とも言うべき2つのコラボを歓迎しているファンもいる。コンテンツ内容も、2015年3月に実装された「Hoxton Breakout Heist」以来、久しぶりのDay2ジョブとなるので、強盗諸君は準備を怠らぬよう。

また『Goat Simulator』側にも全く逆パターンの最新DLCとして『Goat Simulator PAYDAY』が1月14日に配信されるので、本編をおもちのユーザーはこちらも合わせて楽しんでほしい。