Supergiant Gamesは4月19日、パーティーベースRPG『Pyre』を発表した。対応ハードはPC/PlayStation 4。Supergiant Gamesは『Bastion』『Transistor』といった美しい世界観のアクションRPGを開発してきたスタジオ。『Bastion』はファンタジー、『Transistor』はSF色が強く、作品ごとに雰囲気の異なる作品を開発してきた。『Pyre』は、砂漠と星がテーマの古代文明を想起させる設定となっている。
『Pyre』は、リッチな雰囲気とストーリーを備えながら、アクション要素の強い戦闘と意思決定が問われるゲームを目指して開発されているのだという。ストーリーは、主人公が何らかの危機的状況から、仮面を被った複数の放浪者に救われるところから始まる。放浪者に力を貸し、追放されてしまった祖国への帰還と破戒の放免を求めて儀式にかかわる真実を探す。敵となるのは同様に祖国から追放を受けたほかのグループ。彼らと自由を賭けて戦うこととなる。主人公の一団はブラックワゴンに揺られながら、さまざまな出会いや対峙に翻弄されることとなる。シナリオはゲーム中の選択によって大きく変化するようで、彼らが祖国へと無事帰れるか、追放者のままで終わってしまうかはプレイヤーの判断にかかっている。
映像では、キャラクターがなめらかに動くアニメーションが見受けられ、これまで一貫して2Dのゲームを開発してきたSupergiant Gamesらしい作風が感じられる。プレイヤーらしきキャラクターと仮面をかぶった追放者たちがパーティとなり、ファンタジーともアラビア風とも言える不思議な世界を背景に、敵と激しく火花を散らしている。星や本、儀式といった要素が散見されるが、ストーリーになんらかの形で絡んでいくのだろうか。
『Pyre』は22日からアメリカのボストンで開催されるゲームイベントPAX Eastにて展示をおこなう予定のようだ。発売日は2017年以降とされている。