霊能少女青春ゲーム『ペーパーゴーストストーリーズ:サードアイオープン』9月5日配信へ。ペーパークラフト風に描かれるマレーシアにて、霊の見える少女が送る青春と葛藤


コーラス・ワールドワイドは7月9日、Cellar Vault Gamesが手がけるビジュアルノベルゲーム『ペーパーゴーストストーリーズ:サードアイオープン』を9月5日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox One。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、2020年にリリースされた『Paper Ghost Stories: 7PM』に続くシリーズ新作だ。マレーシアと中国の神話や文化をもとにした物語が、東南アジアのペーパークラフトをモチーフにしたビジュアルで描かれる。


『ペーパーゴーストストーリーズ:サードアイオープン』の主人公は、霊を見ることができる能力をもつ少女ティンだ。本作では、彼女の子供時代の5年間が描かれ、そのなかで平和を求める若い幽霊のシウと友情を築くことに。そして、現実世界と霊界それぞれにおける困難に一緒に立ち向かいながら、彼女の能力が天からの授かりものなのか、それとも呪いなのかを確かめることとなる。

本作では、特異な能力をもつティンは同級生たちとは違うことを知り、この力を受け入れられるかどうかという葛藤が描かれるようだ。一方で、その力によって家族や友人などを助ける場面も。また、それぞれ相反する目的を望む魂たちがティンに助けを求めてくることもあり、それによってプレイヤーを導き、あるいは道を誤らせることにもなるという。

また、ティンの家族は崩壊の危機にあり、唯一の救いとなるかもしれない彼女は、その問題にも向き合うこととなる。ゲームを進めるなかでは、マレーシアを舞台にさまざまな人と出会い、会話を交わし、時には困難な選択を求められることも。パズル要素も存在するとのこと。さらに、闇の霊やその他の脅威を避けなければならないような、恐ろしい場面にも直面するそうだ。

 


本作の開発元Cellar Vault Gamesは、マレーシアに拠点を置くインディースタジオ。大学の卒業制作として『P.T.』から影響を受けたホラーゲームを手がけるべく集まった学生によって設立され、その後リリースした短編作品『Paper Ghost Stories: 7PM』にて高評価を獲得している。本作『ペーパーゴーストストーリーズ:サードアイオープン』では、同作のペーパークラフト風ビジュアルを継承。また地元マレーシアの伝統や文化、民話がふんだんに取り入れられており、たとえば夜市で串料理のロクロクや、お菓子のニョニャクエを食べるようなシーンも存在するそうだ。

『ペーパーゴーストストーリーズ:サードアイオープン』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox One向けに9月5日配信予定だ。また、Steamでは体験版が現在配信中である。