『パルワールド』「桜島アップデート」で、人集まり盛況模様。関係者は「終わったゲーム」との煽りにそれとなくアンサー
ポケットペアは6月27日、『パルワールド』大型アップデート「桜島アップデート」を配信開始した。同アップデートによって久々の盛り上がりを見せている。こうした数字を受けてポケットペアのコミュニティマネージャーは、過去に寄せられた「終わったゲーム」との冷やかしに、アンサーをしている。
『パルワールド』は、モンスター収集オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。舞台となるのは、不思議な生き物パルたちの暮らす島。プレイヤーはさまざまな能力をもつ野生のパルたちをパルスフィアによって捕まえ、彼らの能力を活かして島での日々を過ごしていく。
今回の大型アップデートでは、新たなロケーション「桜島」が登場。桜島には新組織「月花衆」のリーダーが守る塔があり、新たなパルも多数生息。マルチプレイ専用コンテンツの闘技場や、新レイドボス「ボルドラゴ」なども登場している。そのほか、密猟団の支配するオイルリグや新資源「原油」、Lv55までのレベルキャップ解放や塔リーダーへのハードモード実装など、さまざまな要素が実装された。
初の大型アップデート実施ということで、Steamでは多くの人々が同作をプレイ。同時接続プレイヤー数は約14万人を突破した(SteamDB)。4月にレイドボスが実装された際も同時接続プレイヤー数10万人を突破したが、それを上回る盛り上がりとなっている。
『パルワールド』は早期アクセス配信開始時に記録的な同時接続プレイヤー数を記録した事例がある。実に200万ものプレイヤーが同時接続しゲームを遊んでいた。しかしゲームが次々と発売される中、200万人が同作をプレイし続けるわけもなく、同時接続プレイヤー数は次第に10万人前後、あるいは5万人前後に落ち着いてきた。ピーク時のインパクトが強かったこともあり、あるいは人気ゲームだったこともあり、「パルワールドは終わった」といった冷やかしが寄せられることが多かった。
コミュニティマネージャーであるBucky氏は、今回の同時接続プレイヤー数の数字を見せつつ「終わったゲーム」という冷やかしに反論している。Bucky氏はそうした冷やかしをもっとも受けていたスタッフなだけに、思うところもあったのだろう。同ポストは4000以上のいいねを獲得している。
前述したように『パルワールド』は早期アクセス配信時に記録的な数字を叩き出したゆえに、同時接続プレイヤー数10万という数字は一般的に大台ともいえる数字でありながらも、小さく見える人もいるのだろう。ある程度の規模のプレイヤーベースをキープしていることもあり、このベースがどこまで拡大するか、あるいは縮小するかは今後のアップデート次第。コンセプトや基本的な設計は受け入れられており、ここからはコンテンツ量やエンドゲームという点で真価が問われそうである。
『パルワールド』は、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)にも対応している。Steamではサマーセールの対象となっており、定価3400円のところ25%オフとなる2550円で販売中だ(いずれも税込)。