『Overwatch』ハロウィンイベント開始。4人Co-opモード「ジャンケンシュタインの復讐」、新たなスキンやビクトリーポーズなど追加

台湾公式サイトで一時的に公開されていた画像などから予測されていた『Overwatch』のハロウィンイベント関連のアップデートが日本時間10月12日午前3時に入り、BlizzardEntertainmentからハロウィンイベントアナウンストレイラーが公開された。

【UPDATE 2016/10/17 18:00】初の4人Co-opモード実装、一部マップのハロウィン仕様への変化、大量のスキンやビクトリーポーズの追加など、夏に行われた「サマーゲーム」に引き続き大規模なハロウィンイベントを開催中の『オーバーウォッチ』。さらに一部スキンのボイスについて、ファンから要望が集まりボイスラインが変更されることになった。

イベントの目玉であるCo-opモード「ジャンケンシュタインの復讐」では、中ボスとしてリーパーとロードホッグ、ジャンクラットが出現し、ファイナルバトルでは「魔女」という名でマーシーが現れ、「しもべは死なせない!」(MY servants never die!)のボイスと共にリザレクトを発動。撃破された中ボス達を蘇らせ全員と乱闘になり、これに勝つことによってクリアとなる。

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「ジャンケンシュタインの復讐」において、敵役のヒーロー達はハロウィンスキンで登場する。プレイヤーもハロウィントレジャー・ボックスから取得、もしくはヒーローダスト3000でアンロック可能であり、通常のPvPモードで使用できるのだが、マーシーは魔女スキン装着時でも通常のリザレクト発動ボイスライン「誰も死なせない!」(Heros never die!)だったため、公式フォーラムでボイスライン差し替えの嘆願が相次いだ。そしてそれに対する本作ディレクターJeff Kaplanの答えはシンプルに「OK」だった。氏は11月中旬のボイスライン差し替えを約束し、かねてから「ユーザーの声に耳を傾ける」と公言していた運営の姿勢を示したといえる。

スキンによるult発動ボイスの変化は今までハンゾーの狼スキンのみだったが、あまりの聞き取りにくさに先日のパッチで修正されたばかり。マーシーの「しもべは死なせない!」はそのキャラにあった台詞である上、何よりプレイの邪魔にならないこともあり、その独特の語感と共に長く愛されるボイスラインになることだろう。

 

台湾公式サイトで一時的に公開されていた画像などから予測されていた『Overwatch』のハロウィンイベント関連アップデート。日本時間10月12日午前3時に入り、BlizzardEntertainmentからハロウィンイベントのアナウンストレイラーが正式に公開された。

「HALLOWEEN TERROR」と題されたイベント最大の目玉は、『Overwatch』初の4人COOPバトル「ジャンケンシュタインの復讐」だろう。プレイヤーはソルジャー、マクリー、アナ、ハンゾーの内から一人を選択(重複不可)、「ジャンケンシュタイン(ジャンクラット)」率いるゾムニック、ゾンバルディアやモンスター化したヒーロー達から城門を守る、タワーディフェンス的内容のCOOPバトルとなっている。難易度はイージー、ノーマル、ハードの三種類。ハードは初見でクリアするのはかなり厳しいレベルの高難度になっており、各場面、各ロール間の役割を明確にした上での攻略方法が早くも模索され始めている。

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前回のシーズンイベント「サマーゲーム」時と同様に、ハロウィン仕様の新スキン、新エモートも追加された。前回と違うのは、値段は通常より高めに設定されているものの、ゲーム内通貨「ヒーロー・ダスト」で全て購入可能になっており、ピンポイントで欲しいアイテムを手に入れられるようになっている点だ。また、キャラクターによってスキンやエモートの追加はさまざまだが、全キャラにハロウィン仕様の「R・I・P(Rest In Peace)」墓標ビクトリーポーズが追加されており、ハロウィンイベントらしい稚気に富んだ内容となっている。

公式ページでは今回のイベントに沿ったコミックも公開されており、世界観もチェックした上で今イベントを楽しみたいところである。

また、あわせてゲームバランス修正のパッチも入っており、パッチノートも公開された。以前からテストされていた内容がほとんどではあるが、大きな変更点としては次のような点があげられる。

 

一般

・ハンゾーの狼スキン時のultボイスがより大きく。
・アナのナノブースト時に他のプレイヤーに伝わりやすくなる新ボイスラインが追加。
・ラインハルトシールド展開時のシールド減少アナウンスボイスが、より頻繁に発生するようになった。

ライバルマッチ

・ライバルマッチで切断された時、マッチが続いている限り復帰可能になった。
・ライバルマッチ時、味方が切断した際に、ノーペナルティーでマッチを抜けることができる時間を1分から2分に延長(但し敗北扱い)。

ヒーローバランス

・アナのultコスト20%増。
・バイオテックグレネードの効果範囲を半径3メートルから4メートルに増加。
・ウィドウメイカーのスコープ覗き込み時間を0.5秒から0.33秒に減少。
・ジャンクラットultの発生までの時間を減少。

 

など、すでにPTRサーバーでテストされていたものがそのままスライドしてきた内容のパッチではある。コントローラーのエイム設定が二種類からの選択性になるなど、主にコンソール版ユーザー向けの調整もなされている。

予想されていたよりもはるかに大きいサイズ(約4ギガバイト)となった今回のパッチだが、注目されていた新ヒーロー「ソンブラ」の存在は今のところ確認されておらず、実装時期についてはまだ謎に包まれている。ただ、前回新キャラとして登場した「アナ」がトレイラー公開、PTRサーバーでのテストを経て投入されていることを考えれば、いくらハロウィンといえどもサプライズでいきなり新ヒーロー追加というのは無理がある話といえるかもしれない。

ハロウィンイベントは現地時間11月1日まで開催予定。

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Nobuhiko Nakanishi
Nobuhiko Nakanishi

大学時代4年間で累計ゲーセン滞在時間がトリプルスコア程度学校滞在時間を上回っていた重度のゲーセンゲーマーでした。
喜ばしいことに今はCS中心にほぼどんなゲームでも美味しく味わえる大人に成長、特にプレイヤーの資質を試すような難易度の高いゲームが好物です。

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