Blizzard Entertainmentは、6月15日にTwitterとFacebookにて、『Overwatch』のプレイ人口が1000万人を突破したことを報告した。6月3日時点で700万人を突破したことが報告されていたが、2週間足らずで大台ともいえる1000万人に到達した。ベータテストの参加人数が970万人程度だったことを含め、驚異的な数字であるというほかないだろう。
Ten million Overwatch agents activated and counting! Thank you for daring to see the world for what it could be. ?? pic.twitter.com/5nCe4e32XT
— Overwatch (@PlayOverwatch) 2016年6月14日
『Overwatch』フィーバーの影響を受けているのは、FPSの主要市場である欧米のみではない。日本でもPlayStation 4版は8万本以上のセールスを記録しており、PC版の存在を考慮するとさらなる売上が予想される。また、韓国のe-Sportsシーンに詳しいアメリカ人キャスターErik “DoA” Lonnquist氏によると、同国のPC Bang(インターネットカフェ)における『Overwatch』のシェアが『League of Legend』(以下、LoL)を超えたと報告されている。韓国のPC Bangでは『LoL』が圧倒的なシェアを誇っており、4年間ほかのゲームにその座を明け渡すことはなかった。しかし、破竹の勢いを誇る『Overwatch』の進撃は止まらず、その王座を奪うこととなった。
Via @Calycae. Overwatch appears to have overtaken LoL in Korean PC Bang Shares. The first major shift in 4 years. pic.twitter.com/6XwNZ88wKK
— erik lonnquist (@ggDoA) 2016年6月16日
当のBlizzard Entertainmentはというと、この人気で気を緩めることもなく、現在でも精力的にゲームの改善に取り組み続けている。先日も「マクリー」や「ウィドウメーカー」といった破壊力のあるキャラクターを調整するアップデートがおこなわれており、今後も「D.VA」のようなキャラクターを強化することが告知されている。また、不正ツールを使用するユーザーに対しても対策がほどこされている。一度不正をすると再度アカウントを取得しても復帰できないという徹底ぶりであり、ルールという勝負事においては最も重要な要素を厳守させようという不断の努力が垣間見える。
もうすぐ発売日から1か月を迎えるが、世界規模で巻き起こる『Overwatch』旋風は衰えを見せるどころか、拡大を続ける一方だ。